P8


8.Yoshida様

 1)システム概要

 外寸:320×220×250
 バスレフ:φ40×125( VP管・内面に艶消し黒塗装)
 材質:MDF 15mm(マホガニー突板・ウレタンニス塗装)
 DCU-151W(フルレンジ使用)
 DCU-T113S(Fc=7300Hz -12dBローカットフィルター)

 代表の「リングトゥィター(DCU-T113S) 新発売!」ブログにコメントさせて頂きましたが、
 昨年に8pウッドコーンスピーカーDCU-F101WとBOX組立キットを購入・製作して、
 8pながらその自然な鳴りっぷりに大変感動し、
 2wayスピーカー(15cmウーハーDCU-151Wと28mmリングトゥィターDCU-T113S)を製作しました。

 スピーカーBOX容量は両ユニットが収まりフロントバスレフになる最小限の大きさとし、
 DCU-151Wをフルレンジに、DCU-T113Sを高めのクロス(7300Hz・-12dB)に設定しました。

 箱の詳しい仕様はこちらをご覧ください。


 2)感想
 まず心配していたユニットの組み合わせは代表のコメント通りスムーズにつながり、
 どちらのユニットも強調されることもなく自然で低域から高域まで幅広い音域を得られました。
 これもDCU-151Wがウーハーとはいえ高域減少がスムーズでフルレンジとしても使用できる性能であることと、
 DCU-T113Sが超高域の50kHzまで十分伸びている為だと思います。

 低域のボリュームは十分で15cm径でこれだけ切れのよい低音が出るのか感心しました。
 スピーカーターミナルは両ユニット分離接続可能タイプにしたのでまずDCU-151Wのみで視聴し、
 次にDCU-T113Sを接続した結果、ボーカルの声のかすれ感、弦楽器の響き、打楽器の立ち上がり音など
 代表のコメントでもあった“超高域の独特な空気感” を感じました。

 全体的にとても自然で、PARCの目指す気持ち良い空気のような爽やかなシステムに仕上がったと自負しております。
 30数年前の十代の頃、一生懸命バイトして買ったNS-1000Mと共に大事に使っていきたいと思います。

(PS.)
 8pウッドコーンスピーカーDCU-F101WとBOX組立キットについても一言コメントさせて頂きます。
 低域はあのBOXでよくあれだけ出るなと感心しました。
 特に小音量時のバランスが良くまさに疲れない音を出してくれます。
 低域に割に高域が若干おとなしい感じがしますが、その分やさしい音に聞こえます。
 読書の時のBGM用スピーカーとして愛用しています。