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1.DEWIorKINOKO39papa 様 (埼玉県所沢市在住) 
      
 1)システム概要

  1 LF JBL Kー120(ウーファーとして使用)

  フロントロードホーン+96Lバスレフ(55Hzチューン)20mmパイン集成材使用

  パイオニアPE−101A推奨ボックス2.6倍拡大タイプ自作

  2 HF JBL 2425Hドライバー+2370Aホーン
     ネットワーク バイワイアー  クロスオーバー800Hz 12dB/oct

  1 LF  パークオーディオ DCP-L001 & DCP-C001 プリント基盤ボックス内装着

  2 HF MUNDORF M−CAPコンデンサー & TRITECH ECシリーズ空芯コイル

  プリント基盤使用(写真下段) 正相接続 

  9dB固定アッテネーター(MUNDORF巻線抵抗=定数変更可能)

  別プリント基盤使用(写真上段)

 2)内容&使用感
 30年間寝かしてあった楽器用SPのK−120を生かそうと3年の間計画していましたが、一発転奮起して片方をリコーンして
 断片的にシステム構築し、製作3ケ月半(のべ170時間)でこの度完成しました。

 ウーファーのK−120は楽器用なので1000Hzあたりにピークがありその辺りを避けて、
 また2370Aホーンの推奨クロスオーバーが800Hzなのでクロスオーバーはそこに決定。
 HFとLFはホーンタイプながら(代表の好みには合いませんが)買ったばかりと30年前のユニットなので相性は疑問ですが、
 各定数をF社発行の冊子の一覧表から拾ってきたわりには一発で音のバランスが合いました。

 LF=パークオーディオ・HF=MUNDORF+TRITECHとメーカーも違うし、コイル&コンデンサーのタイプも違うので
 バラバラになってしまうかなと思いましたが、これは意外でしたね。

 HFもパークさんの空芯コイルとペーパーコンデンサーで統一したかったのですが、それはちょっと無理というもの。
 でもボックス内にLFネットワークを装着している時、「かっこいいなー」とコイルハウジングに見とれてしまいました。
 (エレクトリックベースのピックアップ・バルトリーニに通じるものがありますね。)

 音質は、以前T112A=171Wシステム(これは4月29日のコイズミ無線での試聴会の同軸と音のバランスがほとんど一緒
 だったので胸を撫で下ろしていたのですが。)で触れたようにモニター系の音になっていて、同じバランスかなと思ったら、
 あえて言うとT112〜は軽いかまぼこ型、K120〜は軽いドンシャリ型で、瞬時に切り替えるとお互いの音の違いがそれぞれ
 のあらに見えてしまうのですが(システム全体の写真で両方のSPが写ってますが)、別々だと各々良い味を持っていて、
 各々得意分野での再生は郡を抜いています(と思ってます)。

 T112〜ではボックス内でバイワイアー式になっていましたが、今回は外部からバイワイアー式になっておりHFは単独ボックス
 (ガルウイング式の蓋)にネットワークを装着。さらに今回初めてプリント基板方式(ガラスエポキシ)で製作しましたが、基板の
 鳴り止めには苦労しました。ネットワークにプリント基板は不向きなのかもしれませんね。

 音が落ち着くにはメインシステムのようにあと30年かかりそうです。