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3.倉田有大 様 (大阪府在住)
 1)システム概要
  *エンクロージャー
   推奨箱を15mmの板を使い作成。

 2)使用 : 一ヶ月

 3)DCU-F131PP→DCU-F171Pと続いて三代目のPARC AUDIのスピーカーです。

  完成後、DCU-F171Pと置き換えてならした初めての感想は感想は「むっひどい音」
  というのも、DCU-F171Pと能率が同じはずなのに、音が小さく聞こえました。
  また、試しにバイオリンソロをならしたところ、高域の伸びが悪く
  「あれ、社長、ツイーターのLVさげすぎてない?」
  個人的にフルレンジの名機とおもっているDCU-F171Pの置き換えた直後の感想はこんなものでした。

  ただ、スピーカーなんて、エージングしてなんぼです。気長にならしていきました。
  で、エージングの進んだ現在の結論。

  下から上までとても素晴らしいスピーカーです。


  低域
  推奨箱はちいさめですが、しっかりとした低域がでてきます。

  中域
  F171Pで感じた若干の紙の甘さもPPユニットでは感じられません。

  高域
  高域の透明感はもちろんツイーターのついているDCU-C171PPが有利です。

  最初にこのユニットのすばらしさを感じたのはピアノですね。音の定位が素晴らしい。
  男性ボーカールも、DCU-F131Pと甲乙つけがたく、高域まで伸びる分、女性ボーカルはこっちのほうが有利でしょう。
  お気に入りの女性ボーカルをCDできいていたところ、コンサートの特等席できいているような情感がありました。

  正直これ以上のスピーカーを作る自信はありません。

  ネットワークがいらず、とにかくなりっぷりのイイDCU-F171P
  コアキシャルで下から上まで隙のないDCU-C171PP
  ユーザーにはうれしい選択肢が増えたと思います。

  ただ、性能が上がった分、電線病になりそうですね。バンデンハルはちょっとこのユニットには高域が弱くあわないかな?