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1.UTP様 (名古屋市在住)
1)バスレフBox
Aタイプのキットを自分で組立て、ツキ板シートを貼りました。
2)使用 :2008年12月〜
3)このユニットは、昔からの友人夫妻が自宅を新築するのにあわせて、サブシステムの1つに
使用する予定のものです。夫君の依頼で私が製作することになりました。
Aタイプは組立てると真ッ四角になりますが、Bタイプのようにバフル板の左右端にアールをつけました。
塩ビパイプを縦4つ割りにし、凹面にサンドペーパーを貼って研磨しました。
ツキ板は、裏面に和紙が貼ってある製品で、アレックスという会社から取寄せました。
ウォルナット柄が夫妻の指定でした。
ツキ板の貼付方法はメーカー指定の通りですが、木工ボンドは市販品に水を約20%加えて希釈すると
作業が容易と思います。それと、アイロンでの圧着の際にハンカチなどの当て布をすべきでしょう。
密着不十分な部分は、当て布に霧を吹いて再度アイロンがけすると良いようです。
まず天板・底板を計2ピースで貼り、境界部分をカッターナイフとサンドペーパーで仕上げます。
次にバッフル板・側版を1ピースで貼って、出来上がり。
境界線をどこまで美しく作るかは製作者の根性次第ですが、私の場合は写真にあるあたりが限界。
そのままでは汚れに弱そうだったので、オイルフィニッシュとしましたら(油性ウッドオイル、透明)
適度にツヤが出ました。実は、裏面にはツキ板を貼らなかったのですが、オイルのにじみが出てしまい、
泥縄的に黒ラッカースプレーで塗装して誤魔化してあります(汗)
ダクト出口のファンネル形状のところは、ツキ板が貼れないので、黒く塗りつぶしました(マジックインキ使用)。
写真ではフラッシュ光が強烈なため、塩ビの色と差がクッキリですが、実際はこんなに目立ちません。
左右にアールを作ってあるため、コーンの木目はツキ板に揃えて鉛直方向で仕上げてあります。
水平がお好みの場合、どうしたものか…。
ロゴバッジは、敢えて貼ってありません。オーナーに自分で貼ってもらおうと思い、この作業は残してあります。
さて、13センチもそうですが、このユニットも慣らしが必須のようです。
しかも、一度慣らしてもしばらく鳴らさないでおくと、少し戻る印象があります。
12月末に完成して1週間鳴らし続け、その後梱包しておいたのですが、3月に入り搬入にさきがけ音出ししてみたら、
そういう感じでした。
音の印象ですが、専ら自作12L箱のF131Wとの比較です。低域は、ポップス系だと本機の方が豊かに感じます。
しかし交響曲やジャズだと、F131Wの方が一日の長があります。室内楽では、本機では音に包まれる感じが特に豊かに出ます。
また、搬入後の使用感など、適宜追加報告できるかと思います。