P5
5.さすらいのあめおとこ様 (松戸市在住)
1)システム仕様
幅125×奥行き205×高さ250
古いピアノを解体し、板をリサイクルしました。18ミリの合板だと思います。
写真のように内部はマルチフレアーを真似しました。
吸音材は入れてません。
アンプは古いサンスイのα607EXTRAです。
2)使用 : 10日ほど(今回作ったエンクロジャーに入れる前に古いバックロードにつけて音出ししていました)
3)感想
あくまでピアノをリサイクルした外観にしたかったので化粧版をそのまま使うことにしたのですが、
思った以上に前面が汚くなってしまいました・・・化粧板は外して化粧しなおした方がいいのかもしれません。
カットは全て手作業で、ソーガイドとうものがとても有用でした。
木工の素人でもソーガイドがあれば傾斜カットもできると思います。
開口穴とユニット取り付けのネジ穴部分の幅が狭く穴を開けるのに少し斜めになったら割れてしまいそうなので
オニメナットに出来なかったのが残念でした。
内部は写真のようにマルチフレアーを真似したのですがフィンの部分の幅の調整が難しかったです。
素人ですが音について。
他の5センチユニットは店頭以外では聴いたことがないのですが、5センチでこんなに聴ける音が出るとは驚きました。
13センチウッド(F131W、エンクロジャーはもちろん別なのでその影響もあるのだとと思いますが素人なので単純に聞こえた音を比較してます)
と比較すると、さすがに低音は出てないですが、かえって高音がよく出てます。
でもキンキンしてなくサラサラしてるので全くうるささは感じません。
ディスクによっては高音部分だけF131Wに加えたいです。
F131Wとはバランスが変わるからなのか理由は分かりませんが、ギターやベース、パーカッションなどで楽器をこするような音や
つまびく音がより聴こえやすく、F131Wでは気付かない音も多々ありました。
愛聴してるCDでこれまで気付かなかったエレキギターのアンプのノイズまで再現されてしまいました。
細かい打楽器、砂を踏むような音、雨の音とかはF131Wよりリアルな気がします。
こういう音はPARCのユニットの得意とするところなのではと勝手に思ってます。
音楽的には万人にお奨めできませんがアートアンサンブルオブシカゴを聴いてみるといろんな打楽器が入っていることに改めて気付かされます。
小編成のボーカルが心地よいのはF131Wと同様です。
それなりに大きい音で鳴らしてもF131Wではまだまだ余裕がある感じなのですが、
F071Wではユニットの力を十分に発揮させているような感じがして抜けがよく気持ちがいいです。
気分やソース、音量などによってF131Wと使い分けしようと思います。
箱のせいもあるんでしょうが13センチウッドとはまた違った魅力があるので併用するか、別の部屋でメインで使おうと思います。
PCで音楽は聴かないので、もったいなくてとてもPC用にはできないです^^
ヤマハの10MM(9センチウーファー密閉)と比べて明らかに低音も出ていてボーカルもいいです。
他の8センチのユニットとかと聴き比べてみたいものです。