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1.東京都在住のM様
1) スピーカー仕様
スピーカーユニット:DCU-F101G(グラスクロスコーン)
エンクロージャ :バスレフ4.6L(DCU-F101W2推奨箱)
材質 :ラバーウッド集成材(t15)
吸音材 :DCP-A001(ウール)
内部配線 :BELDEN 8470
塗装 :ワックス仕上げ(ブライワックス)
2) 経緯
一度スピーカーを自作したいと思っていたので挑戦してみました。
最初はウッドコーンを検討していましたが、
コイズミ無線で試聴したところ、自分はもっと軽快な音が好みでした。
そこでたまたまセールしていたDCU-F101Gに目をつけて購入してみました。
ユニットを選択したので次はエンクロージャーです。
自作は初めてですし、まずは特性の近いDCU-F101W2の推奨箱の設計で
作ってみることにしました。
推奨箱は2サイズありますが、どちらも小さめで設置には困らないので、
低音の出そうな大きい4.6Lの設計の方を選択。
エンクロージャーの材質は、MDF並みに密度があり、
程よい硬さのラバーウッド集成材を選択しました。
塗装は素人でも失敗の少ないワックスにしたいという考えがあり、
ワックス仕上げでも見栄えがそこそこ良いのが材質選択の理由です。
あとの組立工程は初心者の工作談となるので割愛します。
設計図と純正キットの写真を参考になるべく忠実に作りました。
それでも初自作なので失敗はいくつかありました。
素人でも綺麗に作るポイントは、自信ないところは人に任せること
(板材は可能な限り店で加工)、
仕上げは手を抜かないこと(しっかりしたヤスリがけ)です。
推奨箱に最適な吸音材の量がわからないのでここだけ適当です。
とりあえず教科書的に3面(背面、横面、下面)に貼ってみました。
3) 音の感想
数日間鳴らして聴き込んでみました。
音源を忠実に再現するモニター系というのが全体的な印象です。
ウッドコーンとは異なり、軽快な音を出しますが、色気や艶は控えめに感じます。
低音はPOPSを普通に聴ける程度には出せます。
設計上は50Hz程度まで出る箱だと理解していても、
小口径ユニットなので低音が出るか実際に聴くまでは不安でした。
さすがにEDMで求められるような極低音までは出ませんけどね。
音質は数万円の市販の小型スピーカーに匹敵すると思います。
周波数特性は2wayより狭いはずですが全く聴き劣りしません。
小口径フルレンジでこんなにも本格的な音がするのは良い意味で意外でした。
今回は初自作であり、予算重視でこの構成でしたが、
性能に妥協しない13cm同軸ユニットでいつか作ってみたくなりました。