P18
18.K林 様 (千葉市 在住)
1.システム仕様
*材質 : マホガニー
*方式 : バスレフ
*内容積: 4L
*使用環境:写真の通り、スピーカーに合わせて真空管アンプのラインを3つ組んでおり、
時々組み替えて聞いています。
本当は、スピーカーを積み上げたくはないのですが、小部屋しか占有許可を得られないため、
8cウッドは横置きしています。
2.エンクロージャーを入手した経緯
8cmウッド「DCU-F101W」は、「DCK-F101W-A」(突き板貼り付け工作)で聞いていましたが、
素人細工のため外観の仕上がり具合が今一満足できなかったことと、もう少し所謂「美音」
(小生の好きな音という意味です)になるのではないかと考えて、ボックスを探していました。
昨年(2010年)9月に、ウッドポケット社ホームページにアップされていたマホガニー無垢材ボックス
(訳あり品)を見つけ、素人考えですが、ユニットの素材との共通性があるのではと思い購入しました。
以降、響きの調整のため、吸音材(PARC製)の貼り替えと足元のインシュレーター選びで試行錯誤し、
現在は山本音響工芸の黒檀小型円形上下を剣山の形(上:凹、下:凸)でセットしています。
3.出音の印象
(1)一聴して全域にわたって響きがあり、楽器的な感じがします。
秋葉原の馴染みのショップに持ち込み強引に試聴してもらいましたが、店主及びお客さんから、
その店においてあるスプルース製ボックス8cmウッドと比較してよく響くねと言われました。
(2)ウッドポケットさんの説明通り、ボックスの内容積が純正ボックスより大きい
(本ボックス4l⇔純正2.5l)ため、低域の出音に余裕があるように感じます。
(3)真剣に向き合ってもBGM的に聞き流しても、音の鮮度が高く高低とも十分出ているため、
時折、他の大口径(8cmと比較しての意味です)SPが鳴っているように感じて、
ン?と見てしまうことがあります。
以上、贔屓の引き倒し的インプレですが、8cmウッドの素性の良さと秘めたポテンシャルを、
このボックスによってある程度引き出せたと自負しており、オンリーワンのスピーカーとして
末永く付き合いたいと思っています。