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1.K.K様(武蔵野市在住)
1)システム仕様
DCU-F121Aを、コイズミ無線オリジナルのKB10B105Yというエンクロージャーにマウントしてみました。
KB10B105Yは、FOSTEXのF120A用に設計されたバスレフ型エンクロージャーです。
容積は10リットルでF121Aにもちょうどいいくらい。
ペアで約18,000円という手頃な価格なので、とりあえず買ってみました。
バッフル開口が105mmと大きめなのでサブバッフルが必要かと思いましたが、なんとか直接ネジ留めすることができました。
バスレフポートは直径50mmで長さ90mm。
このままでは共振周波数が高めなので、ポートを延長することにしました。最初は50mm延長してみましたが、低域の量感が不足気味。
次に30mm延長としたところ、ほどよいバランスになりました。
吸音材はバッフルを除く5面をすべて覆うように張り付けられています。少し減らしてもよいかもしれませんが、今はそのままにしています。
2)感想
テレビの両サイドに置いて使っていますが、鍛え抜かれたレスリング選手のようなマッチョな音がドラマの効果音にぴったりです。
車のドアをバタンと閉める衝撃音など極めてリアルに再生されます。
わずかに金属的な付帯音があるような気はするものの、人の声もナチュラルかつリアルです。
子音がよく聞き取れると同時に、声が体に響いている感じがよく再現されます。
131K2 + T112Aの2wayと比較すると、こちらのほうが金属振動板らしい音の正確さを感じます。
やや几帳面というか窮屈な面もありますが、クラシックではチェンバロやギターのソロをいい感じで聴かせてくれます。
最初はかなり個性的なユニットかと思っていましたが、これはこれで正統派なのかなという気がしています。