昨年の11月にコイズミ無線のHPをなんの気なしに観ていますといままで見たこともないほど美しいユニットの広告が出ていまして、これは何か凄いものではないかと直感し、すぐ予約しましてF社の完成エンクロ−ジャーと一緒に通販部に手配しました。
12月に入り商品が届いたのですが、F社のエンクロージャーはターミナル付きで通販部のかたがユニットの端子とコンパチで合うようにチップを加工してくれたのですぐ視聴ができました。

試聴の感想が驚きの連続でこんな美しい音は始めて聴きましたし、目からウロコ状態で、解像度が高いと言うことはこういうことなのかと始めて解った気がしました。
今までは値段が手頃なV社のSXシリーズを使っていましたがくもったような音に感じてしまい、即、中古オーディオ屋行きとなりました(笑い)。

その後しばらく既製品(F社製)の箱で聴いていたのですが人間と言うのはキリがなくさらに良い音にしたくてPARC AudioのHPにのつている推薦エンクロージャーの製作にかかりました。

詳しく言いますとHPには4リットルと6リットルの図面がありますが4リットルがお勧めです。材質はMDFで良いと思いますが、私は奮発してマホガニーにしましたが、良く調べますとアメリカン・チエリーがベストのようです。

塗装はアクリルラッカーで良いみたいですが、マホガニーは散孔材で比重が軽いのでニトロセルローズが原料の楽器用のクリアラッカーを使いました。
これですとマホガニーの木の色の赤が大変ひきたちます。
シロウト考えですがエンクロージャーを一種の楽器と考えた訳です。

吸音材は代表のコメントどうり100パーセント天然ウールを使用し試聴しながら限界まで薄く張りました、バスレフの場合吸音材は少ないほうが音の鮮度が良いと思います。

バスレフ・ダクトは麻布オーディオのRIT-BP35Jを使いました。少しHPの指示より内径が大きいのですが紙管を使うのはなんか安っぽくて嫌だつたのです。男の子なので細かいことは気にしませんって、実はダクト内径は大切でシビアなので、これから作る方は指示どうりがいいと思います。

と言う訳で完成したわけですが既製品の箱にくらべると格段に音質向上しました。
アンプのボリーュム位置がおなじでも音は格段に大きいし、鮮度の高いクリアーな音がしますし、リスナーに向かって直線的に音が飛んできますこれが音離れが良いということでしょうか? フルレンジの長所を出し切っている感じですね。
それとインシュレーターは多少高くても使うと低音の出方がだいぶ違うみたいで大変良くなります。

始めての自作スピーカとしては良く出来たと思います。
フルレンジだからプラスとマイナス間違えなければ猿でも出来る訳ですが、次はマルチ、ウエイに挑戦です。