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2.hidebou様
1)経緯
今回作成した13リットル型エンクロージャーに最適なユニットを模索していましたが、
DCU-F131Kの緻密な音作りと相性が合うようです。
2)システム概要
針葉樹合板を使い、楽器のように適度な箱鳴りを生むエンクロージャーを作成しました。
構造用合板をくり貫いた複数のリブを中核として柔らかな針葉樹合板を貼り付ける手法です。
3)感想
DCU-F131Kは信号によって「鳴る」ことは当然として、信号がなければ「鳴らない」ことが印象的です。
抑制が効いていることで公称の能率よりやや音圧が小さい印象を受けますが、
余計な振幅が継続されないことにより楽器の奥行きまで表現可能です。
また、今回のエンクロージャーは床に接近した状態で仰角を持たせるスタンドを標準としますので、
自然と低音が増強されDCU-F131Kの場合はバスレフの必要性を感じないほど豊かに床を響かせます。
1個一万円を超えるユニットは私のような貧乏人にはおいそれとは買えない高級品ですが、
箱の作り方とそのセッティングによって十分にメインのシステムとして音楽に浸れるレベルだと思います。
もし、このユニットに不満な点を探すとすれば振動板の小ささです。
結果的にゴムのエッジ面積が広いので、パイプオルガン等の継続した極低音で
ゴムの音がしてしまうように感じます。