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18.N.O様 (埼玉県川口市在住) 
  このレポートは、PARC Audioの貸出デモ機を試聴されてのものです。17cmウッドコーン(DCU-C171W)との比較試聴されて、
  最終的にはDCU-C171Wをご購入いただきましたが、比較試聴でのコメントは非常に参考になるため、掲載させていただきます。


 1)システム
 ・アンプ Victor AX-990
 ・CD Player パイオニア
 ・F131W: PARCオーディオ推奨箱  vs  C171W: PARCオーディオ推奨箱&麻布オーディオ完成品

 2)試聴期間
 ・二週間

 3)PARCオーディオのユニットに注目したきっかけ
 コイズミさんの店頭で、他のユニットとはまるで違う音・・・「解像度が高く」「情報が蜜に詰まった音」を聞いてとりこになりました。
 その後、V社のウッドコーンやイギリスのB社のスピーカー等とも聴き比べ、音のコストパフォーマンスでは「PARCオーディオ」が一番
 という結論になりました。

 4)F131W単独で聞いた時の感想
 まず、期待した解像度の高さ、長時間聞いて、疲れない音にびっくり。F121Wとは違う、C171Wとも確実に違います。
 まず13cmとは思えない位、見事な低音です。パイプオルガンの低い音〜シンバル・ハイハットまで奇麗に再生されます。
 ピアノの音がすごく奇麗で、ジャズはベースのピッチカートがキチンと引き締まって聞こえてきます。
 コンチェルトでは、ソリストの位置が特定できるほどの定位の良さです。
 F121Wと比べると、より低域まで伸びて、特に中〜低域が厚くなり、低音がしっかりと出てくるフルレンジだと感じました。
 高い音もしっかり出てきますし、ボーカルについては、非の打ち所が無く、うっとりするような音で再生してくれます。

 唯一の弱点?点は、小音量時の低域です。パイプオルガンのように連続して入力される場合は良いバランスに変わりはありませんが、
 メンデルスゾーンのバイオリンコンチェルトなどのティンパニーから始まる楽章では、小音量で聞いた時、ティンパニーの音が
 ちょっと聞こえ難くなりました。しかし、音量を10時位以上にあげると解決してしまいます。

 5)C171Wとの違い
 C171Wは、F131Wと比べ、更に「響き」+「低音に余裕」を感じます。
 ピアノやバイオリンが目の前で演奏されている様な、演奏者の緊張感まで伝わってきます。
 定位も良く、また奥行きも感じることが出来、まるでホールの1Fの真ん中で聞いている感じ。
 131Wと比べると、低域〜高域までよりフラットな様に感じます。

 「聞き比べ」ると、差を感じることが出来ますが、どちらのユニットも完成度は高く、それぞれを別の場所で聞いたら「どちらも100点」です。
 しかし、同じ条件で聞いて比較すれば、131W:100点、C171W:120点(上には上がいた)という感じでしょうか。
 私が選ぶベストスピーカーとして、それぞれ1位と3位に位置付けられています。