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3.S.T様 (大津市在住)
1)システム構成
PARC-L11 + PARC-T11
箱はOakの横はぎ材を用いた密閉型で、愛機のSS-GR1と同様レゾナンスボックス構造です。
基本的に昨年読んだIntroduction to Loudspeaker Designという本に沿って作成しました。
L-11はョの字型の補強が支えます。移動させるには…小粒なのにちょっと重い。
NWはWf-6dB/oct,Tw-12dB/octという変則自作(これでいいのでしょうか?)で、
最近変わったLoudness曲線を考慮して1~3kHzを若干落としています。
脚はWN無垢材で高さ56cmほどに設定しTwの少し下で聴いている感じです。
実際の簡易測定の結果です(1m:適当です)。このあとTwは-0.5dB落として常時聴いています。
2)感想
肝心の音ですが、非常にVividな音で、英語やフランス語が非常に鮮明に聞き取れるのが特徴だと思います。
未だに語学に堪能ではない私にとっては大変嬉しい結果で、シンメトリカルダンパーの効果じゃないかと想像しています。
Twはアルミなのに不思議と繋がりが良くグランドピアノの音も各社のキャラクターがよく出ます。
ギターのアタックは(まだ若干小さい音にしていますが)かなりリアル(SS-GR1だとかなりの音量が必要です)。
密閉型にしたため低い音程もしっかりしておりSWとの繋がりも比較的スムーズ。
おかげで映画鑑賞のためのDS-205(NW自作)は片付けてこれ一本に絞ってしまいました。
このDriverの販売をやめてしまうなんてなんてもったいないことでしょう。
特注で続けてはいかがでしょう?
そうしたら切削ボディのほうを購入させていただきたい(笑)。