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27.ひろネコ様 


1.はじめに
 DCU-F132Wを愛用して早5年、主にバロック音楽を中心とした室内楽を聴いています。
 音の粒立ちがくっきりして、クリアで音場感も良く、室内楽には最高です。
 時に大編成のオーケストラを聴いてもバランスが良いのでとても気に入っています。

 今日はDCU-F131Wを使ったスピーカーシステムについてレポートします。


2.製作の動機
 私はアンサンブル・サルベージというアマチュアの室内楽団で指揮をしたりフルートを吹いたりして、
 今までに3回ばかりコンサートを開いています。

 バロック音楽というと通奏低音にチェンバロは欠かせないのですが、
 チェンバロを買うのは少々ハードルが高く、なかなか手が出ません。

 仕方なく電子ピアノをチェンバロ・モードにして息子に弾いてもらっているのですが、
 弦楽器の中に電子ピアノというのは何だか味気ない(笑)

 そこで、思いついたのが『なんちゃってチェンバロ』です。

 上記のDCU-F132Wを含めて過去に何台も自作してきた私は、
 チェンバロの形をしたスピーカーシステムを作ることを思いつきました。
 選択したユニットはDCU-F131W。

 昨年の秋から設計をはじめ、年末年始の休みを利用して製作に取り掛かりましたが、
 更に有給休暇を取って単身赴任先の長野県と自宅のある神奈川県を何度も往復し、ようやく完成。
 2月6日のステージでバッハのチェンバロ協奏曲第1番を演奏しました。


3.感想
 評判は上々。本物のチェンバロかと騙された(!?)人も多く、大成功!
 ソロを弾いた息子も「これ、意外といいね」と気に入ってくれた様子。

 自宅で鍵盤音楽を聴く時も、まるで本物が演奏しているような錯覚に陥るところが楽しいです。
 次回予定している第5番もこのシステムを使って演奏しようと思います。


4.システム情報
 音源:CASIO Privia PX-S1000BK
 アンプ:Olasonic NANO-UA1a
 ユニット:PARC Audio DCU-F131W
 構造:チェンバロあるいはピアノ形状の密閉型
 材料:MDF+シナ合板
 容積:約100L+約50L



















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