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4.H.H様 (宮城県仙台市在住) 

 1) 使用ユニット
 ツイーター:Vifa「NE19VTA-04 (19mmアルミドーム)」
 ウーハー:PARC Audio「DCU-131A (13cmアルミコーン)」

 2) 使用期間
 2年

 3) 主な仕様
 ・2WAY バスレフ型
 ・ダクトは上向きのチムニーダクト
 ・ツイーターは上に載せるタイプで、自由に移動できるようになっています
 ・他、細かい点は図を参照して下さい

 4) その他仕様
 [ 木材と表面仕上げ ]
 使用木材はニレ集成材。板厚は20mm。
 外側・内側とも2000番くらいまでヤスリがけした後、チークオイルを内側は1回、
 外側は7回塗ってあります。

 [ 外付けネットワークBOX ]
 ネットワークはメインの箱とは別に小箱を用意して、そちらに収めました。
 コイルについては互いに影響し合わないように、小箱に入れずに分散して配置してあります。
 コイルはサイズが大きいので小箱に入りきらないというのもあります。
 小箱には吸音材も入れてみたのですが、なんとなくもったりした音になった気がしたので、
 何も入れないことにしました。

 [ スピーカーターミナルと内部配線ケーブル ]
 スピーカーターミナルは磁性体のパーツを使った一般的な物ですが、少しでも良くなるように
 真鍮のネジ部分に内部配線ケーブルを直接はんだ付けしておきました。
 また内部配線ケーブルを含むほとんどのケーブルは、SONYのAV用ケーブルを
 ツイストペアケーブルに加工しなおして使っています。太さは0.75sqくらいでしょうか。

 [ ユニット取り付け部のパッキン ]
 0.5〜1mmくらいの厚紙を、接着せずに挟み込むだけの形で入れておきました。

 [ コーン部の制振材 ]
 アルミコーンのピークをつぶすために制振材を貼り付けてみました。
 素材は自転車のタイヤチューブに使われていたブチルゴムです。
 ゴムの長さや貼る位置をちょっとずつずらして、できるだけ共振が分散するようにしてみました。

 [ フェイズプラグへの塗装 ]
 音質にとっては良くないことだと思いますが、フェイズプラグの黒色がどうしても箱にマッチしないと感じたので
 金色に塗装してしまいました。

 4) 感想
 曲のメインの音が奥へ引っ込んだりせずに、聴きたいバランスで耳に届いてくれる
 良いスピーカーができあがったと思います。
 それでいて細かい音も、メインに埋もれずにきちんと聞き取れる解像度を持っていると思いました。

 しかし調整が完全に済むまでは、音の張り出し具合がアダになっているのか、
 ごちゃごちゃしたやかましい音になって苦労する部分もありました。

 製作にあたっては代表のブログがたいへん参考になりました。
 ありがとうございました。