P6-2


6.Y.H 様 (福岡市在住) 151Wを4個使用しての新規システムでの追加レポートです。
 1)バスレフBox
  エンクロージャー: 364W×314D×1,364H (内寸)
  材 質       : MDF18t
  ダクト       : 76φ×150L X 3本


 2)感想その他(完成後1ヶ月後)

先日の完成からほぼ1ヶ月たちました。聴取時間は約90H位です。
以下セット内容及び試聴報告です。視聴は全てフィリップの石のアンプで行いました。

1・4本箱本体
 時間と共に音がこなれてきました。音の鮮度・分解能が非常に良くなっています。
 特に低音の表現がとても良くなりました。よく締まり、低域の分解がよく判る音です。
 前回も書きましたが、聞こえない低音が振動として(空気感のような)伝わります。
 何度も書きますが、15cmウーハーでこんな低音が出るのは驚異的な出来事です。
 中音域についても繊細さ、生生しさが出てきました。弦楽器は弦楽器、声楽は人の声に聞こえます。

 左右の定位・パースペクティブも大変よくなりました。

 高音域については、ツイーターがフォステクスのためなんとも言えません。
 ただし151Wの高域が相当延びているようです。ツイーターは8.3khzでクロスしています。
 出来るだけ高い周波数でクロスするようにし、ウーハーの音質に極力影響しないよう考えて設置しています。
   
2・ツイーターについて
 FT-3RPで使用と報告しましたが、ハイパスフイルターを12dBから18dB」に変更し
 クロスオーバー周波数は8、3khzに設定。変更を機に、T-90Aを接続したところ、
 前回の硬質感が取れだいぶ良くなりました。   
 能率が106dbで相当151wより高いので、やはりツイーターの音が耳につきます。
 固定アッテネーターの製作を考えましたが、中々面倒で躊躇していたところ、代表のブログで
 ツイーターの前面にティッシュペーパーでディフューズすれば良いとの話を読みました。
 早速ティシュペーパー6枚で試したところうまくいきました。少々出すぎくらいの状態が私好みです。
 ティッシュペーパーでは申し訳ないので絹布を8枚重ねて作り直しました。芯材は銅網を使用しています。

 10日程T-90Aで聴いていましたが、試しにFT-3RPに繋ぎ換え、設置位置を10mm程度で前後調整しました。
 バランス及びウーハーとの繋がりが結構よくなりツイーターを付けた感じが薄くなりました。
 暫くはこのままで行こうと考えています。

 ハイパスフイルターは、C1=1.62μF L1=0.1mH C2=4.8μFで構成しました。
 ツイーターについては、やはりT113Sが気になります。

3・設置
 前回鉛のブロックに木ネジを貫通させた手作りのブロックでを3点支持していましたが、非常に不安定で危ないので
 TAOCの製品に変えました。

 結果ですが 同じ曲で同音量に聞こえるボリュームの位置です。
  
   @ 床に直接設置  アンプボリューム 8時
   A 鉛ブロック         〃     9時
   B TAOC           〃     10時

AよりもBのほうが効果が出ました。音の解像(解音)がより増した感じです。やはり餅屋は餅屋ですかね。

 最後に全体として素晴らしい音が出ています。特に全身が音楽に包まれるような感じはやはり4本の効果かなと思います。
 これから聴きこんでいくとどんな音楽を再現してくれるのか楽しみです。
 これからは、真空管アンプ、石のアンプの聴き較べも行っていきます。
 素晴らしいユニットを有難うございました。又状況が変わりましたら、レポートを差し上げます。
 今までご丁寧なアドバイスを頂き感謝しています。取りあえず4本箱製作レポートは終了と致します。
 1月から5月までの長きに渡り有難うございました。



その他の写真はこちらをご覧ください