17cmPPコーンコアキシャル DCU-C172PP 
                                                             P4


4.KT88様 (川崎在住)

1)経緯
何年か前にウッドコーンに興味があり試聴会に参加しました。
その際、同時にPPコーンコアキシャルのC171PPも聴くことができ、
その繊細さ、トランジェント特性の良さにすっかり虜になってしまいました。

そのころAオーディオさんでC171PPのエンクロージャ付きキットが販売
されたので早速購入し使用していました。

その後、Parc Audioの専用ボックスを勧められエンクロージャを変えましたが、
ボックス変更以前から低音が少々痩せていると思っていました。

ネット情報をいろいろ見ているとC171PPの後継機種C172PPはウーファと
ツイータがC171PPより改善され低音もよく鳴るとの情報に出会い、
早速2020年2月に購入しスピーカを改造することにしました。


2)エンクロージャ
Parc Audioの専用エンクロージャDCK-171-Bを使用。
バスレフダクトは標準の90mm。
付属の吸音材は上側と背面側のみに貼っています。


3)ネットワーク
ネットワーク回路は推奨の回路です。

部品は主にJantzenAudio製を使用しました。
(一部ParcAudioの電解コンを使用。)

ツイーター側の抵抗は実測6.0Ω、ウーファー側の抵抗は実測1.5Ωでした。
それぞれ10W品を2〜3本並列で調整しました。


4)使用環境
CDプレーヤ   : パイオニア PD-70

プリメインアンプ : 自作の半導体アンプ(2台切替えて使用)


5)感想
主に聴く音楽はクラシックの弦楽合奏や管弦楽曲で、古典から近代
までを聴きます。

C172PPの第一印象としてはC171PPと同じように繊細でトランジジェント
の良い高域を出すのと同時に、音に艶があり、そしてうるさくありません。
ツイータの違いが分かるように思えます。

また期待していた低音の音はC171PPとは大分違います。
弦楽合奏でバイオリンが高域の旋律を弾いている間、低域を演奏する
コントラバスやチェロの低音がC171PPよりふくよかに出ます。
これが17cmから出る音かと思いました。

低域から高域までバランス良く鳴り、音楽を聴く楽しみがまた増えました。
C172PPに変えて大変満足しています。