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15.M.T様(大阪市在住)
1)経緯
以前DCU-C131Wを使ったFRP製の球体エンクロージャーがあまりに良い音が出るので、
思い切って仕事机のデスクトップスピーカーもPARC製にすることにしました。
予想以上に早く商品を送って下さったので、この11月の3連休を使い、
DCU-F071WとDCK-F071W-C2を以下のようにセットアップ致しました。
DCU-C131Wに劣らず大変すばらしいスピーカーです。
大変気に入りました。良い物をありがとうございます。
2)構成
DCU-F071W +DCK-F071W-C2
キットと言っても、特に難しいことはなく、内部配線をスピーカーターミナルに半田で止めなければならない程度で、
あとはねじ止めだけですね。
組み立ててすぐにでも使いたかったのですが、我が家の理想的とはほど遠い仕事机の環境で使うために、
オリジナルから(改悪になるかもしれませんが)少し改変いたしました。
まず、狭い仕事机で使うので、机の上に直置きをする場所が全くありません。
そこで、もう20年前くらいに購入して死蔵していたボーズのスピーカーアームを使って空中に配置するようにしました。
アームとスピーカーはボルトで接続しなければならないので、エンクロージャー底面にM3径のオニメナットを埋め込みました。
オニメナットの長さが10mmなので12mmの板厚からするとギリギリです。
エンクロージャー内部にオニメナットが顔を出さないように、慎重にドリルで下穴を開けて埋め込みました。
でも、後で見るとあまり綺麗な出来映えではないですね。不満ですが、アームにセットすると隠れてしまう部分ですし、
危惧したぐらつきも全くないので、これで良しとしました。
以前、小型スピーカーをデスク上に置いていた時に、物が落ちてきてコーン紙に穴を開けたことが有りました。
私の環境ではグリルは必須のアイテムです。音が悪くなることは承知で、ユニットの保護にグリルを付けました(代表、ごめんなさい)。
少し探してみると、ドイツVISATON社の代理店をしているUchidaのホームページで販売されているGRILLE 8ESがピッタリでした。
幅がちょうどのサイズで、エンクロージャーはみ出ることなく綺麗に取り付けできます。グリルとしては鳴きもなく、開口率も十分ありそうです。
仕事中に使っているアンプは、ステレオ紙付録のデジタルアンプに専用電源を付けて、モノラル仕様にした物を2台使い、
固定抵抗で組んだアッテネータで音量調節するシステムです。これにiPadを接続してiTunesから再生しております。
圧縮音源ですが、仕事中の私にとっては十分です。
DCU-F071WとDCK-F071W-C2は、当初の計画通り、スピーカーアームを使って、コンピューターモニター横に設置できました。
余分な机上スペースをとらずに設置できたので大満足です。
3)感想
音は、お気に入りのDCU-C131Wの球体スピーカーに匹敵するほどで、驚くほどの高解像度です。
同じ場所でちゃんとしたオーディオシステムで再生して、切り替えて比較試聴してもDCU-C131Wと遜色ありません。
高音部はどこまでも綺麗に伸びていて、エコーもしっかりと聞こえます。
もちろん低音も、このサイズとは思えないほど十分に出てきます。
音を大きくしても破綻することなく、点音源のため音像の定位は最高です。
ボーカルなどは思わず聞き込んでしまいます。仕事机にはもったいないほどです。
現状で全く不満はないのですが、やはり、低音は大きなシステムと比べると少し弱いのは仕方ありません。
DCU-F071Wあまりに良い音でしたので、少し欲が出ました。
将来時間とお金に余裕が出た時に、3Dウーファーを導入しても良いかもしれないと思っております。