P18


18.Y.Y様 (埼玉県さいたま市在住) 

 1)型式
  フルレンジ・リアバスレフ型

 2)使用ユニット
  DCU-F121W

 3)BOXサイズ
  W=190_(最大)・120_(最小)、H=330_、D=230_
  内容積=約8.5L
  バスレフポート開口部=直径40_円形
  バスレフポート長=120_、90_(パーツを交換する事で長さを調整可能)

 4)BOX材料
  フィンランドバーチ(15_厚)
  ※今回も、板材のカット及びザグリ加工、爪付ナット加工はMAKIZOUさんに依頼しました。

 5)吸音材
  DCP-A001を天板裏にだけ使用。

 6)使用塗料
  シェラックコーパルニス、エンクロージュアヴァーニッシュ、
  ヴァイオリンヴァーニッシュFP(クリア)、
  ヴァイオリンヴァーニッシュFP(オレンジ)
  以上有限会社日本リノキシン製

  水性ポアーステイン(黒)、水性サンディングシーラー、
  水性ウレタンニス(つや消しクリヤー)
  以上和信ペイント株式会社製

 7)その他
  スピーカーターミナル:CP-236-K(2)/コイズミ無線オリジナル
  ターミナルプレート :BSDAT52/Dayton
  内部配線材     :PARC Audio内部配線材

 8)使用環境等
  部屋:7畳洋間
  機材:プリメインアンプ =A1(MUSICAL FIDELITY)
     CDプレイヤー  =CD2 WOOD(MUSICAL FIDELITY)
     MDデッキ    =MDS-JA3ES(SONY)
     スピーカースタンド=DKS-KIT(山本音響工芸株式会社)


 私は、ハーベスやソナス・ファベールの製品のようなエンクロージュアの響きを活かしたタイプ
 のスピーカーが好みなので、塗料には楽器用の塗料であるシェラックを使用しました。

 製作したエンクロージャーの特徴としては、
 *写真のようにパーツを差し替えることでバスレフ長を変更可能とする事で複数のユニット
   に対応できるようにした。
 *上から見ると台形となっていて、サイドパネルの平行面を無くすことで定在波を減少させて、
   吸音材の使用量を減少する。
 *DCU-F121Wと、2WAY用バッフルのトゥイーターの中心の高さをそろえる。
   これらによって、フロントバッフルの変更やウーファーユニットの変更をする事で、ひとつの
   エンクロージャーでいろいろなパターンを楽しめるスピーカーが完成しました。
   こういった事ができるのは自作の良さかもしれません。

 9)感想
  ハセヒロ製MM-151Sに使用していたユニットを外して使用しています。
  推奨箱より容量があるため、低音の不足もなく楽しめます。
  やはり、藤田恵美やノラ・ジョーンズ、ナラ・レオンといった女性ボーカルは魅力的で、
  その他ジョージ・ウィンストンのピアノや諏訪内晶子のヴァイオリンも心地良い響きで楽しめます。

  これから販売される予定の限定ユニットDCU-F122Wをこの箱で鳴らしてみたいななどと
  思ったりもしています。(節約して頑張って購入しようかな.....)