P16


16.tanukine 様 (京都市在住)

 PARC Audioの13cmユニット4モデルを一緒に使用した超ユニークなシステムでの再レポートです。

 1)BOX仕様 
  バスレフタイプ。                  
  F131W、F131P、F131PP、131Aの4連装です。
  トールボーイで、実質45L前後になると思います。
  F131PとF131PPを並列、F131Wと131Aを並列として両者を直列に接続しています。
  ユニット毎に端子を出していますし、ダクト部分のバッフルは外せるようにしてあります。

  違うユニットを4つも集めてパラレル駆動は、本来避けるべきだとは思いますが、
  初めに4つの13cmユニットありきということもあって、パークユニット達はいずれも性格が素直なので、
  少なくとも悲惨な状態の喧嘩には成らないだろうと言う根拠無き確信?で、
  以前からやってみたいと思っていましたので思い切って箱を作りました。
 
  急いだことも有りますが、失敗と思惑ハズレがてんこもりです。
  大きい箱は難しいです。初めてポアステインも使いました。
  (使い方を間違えた!左右で色味がえらい違う!!)

 2)使用感
  まだ短時間ですが、少なくとも失敗では無いと思います。
  先ずは、ブラームスの1番。バランスは問題なく、音の厚みはさすがに凄いです。
  フォーカスは少し甘くなりますが、団子になることは有りませんし、小さな音も埋もれることなく気持ちよく聞けました。

  諫山さんの「糸」は声質が少し変わったように聞こえますが、アン・マレーは全く変わらず、懐かしい「スノーバード」です。
  全体的に、丸みのある軟らかい音質で、これは私の好みに合います。
  今のところ、気になる要素は有りません。4種類のユニットは、いずれもある程度はエージングが出来ています。
  が、変化はまだ有りそうです。

  しばらくは、音楽三昧といきたいです。
  落ち着きましたら、コアキシャルに取り掛かりたいと思います。


 ここから追加レポートです。

 先の報告で、諫山実生の声が違うと書きましたが、原因が判りました。
 予算と重量の問題で、t15mmのMDFで製作したのですが、このサイズではやはり苦しいようで
 一応補強材は入れていたのですが、結構サイドの面が鳴っておりました。

 補強を追加して、吸音材をDCP−A001に変更したところ本来の歌声が戻ってきました。
 フォーカスも良くなり、混成ユニットとは思えないほどまとまった音で其々のユニットの長所を保ちつつ、
 まるで単一ユニットと思える鳴り方をしております。
 ここまでくれば、予想を上回る成果で、大成功だと思います。
 F171Pにも引けを取りません。思い切って赤にしましたが、見た目も気に入っております。