P7
7.H.H 様 (八王子市在住)
1)システム概要
此処まで来るまでに7ユニットほどスピーカーを製作しました。
フォステクスのユニットやtang band マークオーディオなど8センチから、このDCU-F171Pまであります。
スピーカーの構造はダブルバスレフや3Dスパイラル、
そしてDCU-F171Pはマルチフレアー方式で自分方式にアレンジしてあります。
自作スピーカーは仕様の通り製作したことは無く、全て寸法や内部形状も少しずつ変わっています。
その中でもこのDCU-F171Pタイプは少し奢って、板材はタモ集成材で専門の所にお願いして、
加工して頂いたものを私が組み立てました。もちろん寸法その他は推奨寸法ではなく、都合の良い寸法に変更しています。
このスピーカーボックスには上部の空間にフェルトを充填しています。
マルチフレアー方式は3Dスパイラルの開発者(竹中様)にご了解していただいています。
私の機器構成は下記の如くです。
アンプ:JB300B・TRV-88SE・TU-879S(3台を使い分けています)
CDP:CEC3000
SP:クォ−ド11L2(市販品)
自作SP:PARC Audio DCU -F171P
自作SP:マークオーディオAlpair 10
自作SP:PE-101A
自作SP:FE-125K
アンプはJB300B(ザ・キット屋)がメインで、真空管やコンデンサーなど交換により改良しています。
話がそれますが、改良で最も良かったのはボリュームの交換でした。
既設のものから東京光音のCP600 100Ω 25o角のAカーブ仕様に変更したところ、
DCU-F171Pのスピーカーは驚きの変化をもたらしてくれました。
この変更により低域から高域までさらにしっかりし、音圧も十分になり美音を奏でてくれます。
2)感想
無事出来上がりエージングも済んで美音を奏でています。私の自作スピーカーの中でメインの位置を確保したようです。
さて、肝心の音でありますが、高音から低音まで豊かに朗々と鳴っています。
同じ大きさでアルペアー10で製作したスピーカーのものと比べるとその良さは歴然です。
アルペアー10はどうしてもコーンが金属でありその部で金属的な音色が気になります。
低音はほんの少しこの方が良いかもしれません。しかし、音圧を高めてゆくとDCU-F171Pのスピーカーも負けてはいません。
全体を通じて言えることはDCU-F171Pのスピーカーは元気が良く、力と音の切れが素晴しく感じます。
次作は DCU-C171PP(コアキシャルタイプ)を使用して、是非製作して見たいと考えています。
それはトールボーイタイプで製作予定、今現在は設計図の中で考え楽しんでいます。