中国出張レポート

2009年07月30日(木)

こんばんは。今日は中国からのレポートです。本当はブログを書いている状況ではないのですが、更新がないことが分かっていながら毎日たくさんの方が訪問していただいているのを見て、ちょっとだけでもレポートしようと思います。相変わらずネットはすごく遅いですが、何とかテキストレベルなら送れます。

今回は少し余裕を持ってスケジュールをたてていたのですが、いきなり初日から予期せぬトラブルが発生し、かなりのドタバタになっちゃいました。このブログを書いている今もまだ今週の懸案事項のまとめが終わっておらず、何時になったら寝られるのやら・・。

事件は朝一の会議で起こりました。中国サイドからいきなり爆弾発言があったのです。
「冨宅さん、***のモデルに使っている振動板だけど、部品メーカーがMOQ(最低発注数)が1万個じゃないとやらないって言ってるけど、どうする?」

いちまんこ?? お~い、うちがそんな数量オーダーできるわけないだろう。
ほんと気絶しそうになりました。まぁそれからは会議室の中は、私のへっぽこ英語と中国語が激しく飛び交い、午前中はほとんどこの件で終わってしまったのです。まぁ最終的にはこちらのオーダー数で何とかやらせるように交渉するということで決着したのですが、ほんとに大丈夫なのかどうか。中国メーカーと話をするときはほんとストレスがたまります。

その後は進行中の各モデルについての協議を行ったのですが、これについてはまだ社外秘のものばかりなので、ここでの発表はご容赦ください。ただいずれその中のいくつかは皆さんにご紹介できるかと思います。

ひとつ良いニュースです。限定発売のコアキシャル用ネットワーク(DCP-N001)と、前回ご紹介した汎用ネットワーク基盤(DCP-NB001)が完成し、今回少しだけ私がハンドキャリーで持ち帰ることになりました。本当は全部持ち帰りたいのですが、中国の税法との関係で全数持ち帰りはNGとなったので、先ずはお急ぎの方のためにということでお許しください。残りは8月中旬ごろを目標に出荷を予定しています。DCP-NB001の詳細については帰国後に詳しく紹介したいと思いますが、期待していてください。


それと私事ですが、今日7/29(正確に言えば既に昨日)は私の誕生日で、中国の連中も祝ってくれました。中国では誕生日を祝うのに、ラーメンに卵を入れて食べるのが習慣のようで、おいしく戴かせていただきました。海外で誕生日を迎えるのは前回のアメリカに続き今回で2回目ですが、なんか不思議な感じがしますね。

では今日は短いですが、この辺で。はやく議事録まとめなくては・・・。


PS:こんな状況なので、コメントへのお答えは帰国後にさせていただきます。

この記事へのコメント

HK 2009.7.30

新モデル楽しみです
ただし穴とネジ位置は同じでお願いします。(箱がこれ以上増やせない状況に陥っています)

現在DCU-F101WとDCU-C171PPを所有していますが、
いろいろ考えた結果、両方とも推奨箱サイズで作り直すこととしました。

特にコアキシャルについては、更にいろいろ考えて、どうせなら最高の物と言うことでウッドポケットさんにオーダーで作ってもらうことにしました。

21ミリのロシアンバーチにクリア塗装までお願いし、先日届いたのですが、これが素晴らしい仕上がりで、びっくりしました。音の方はまだ仮組み(吸音材なし、ネットワーク未固定)なので、正確な評価は出来ませんが、この状態でも相当いけてます。

週末にゆっくり作業しますので、報告します。
それにしてもプロの仕事と言うのはすごいものですね。

8cmの方は4.6Lの大きい方のサイズで自分で作りました。エンクロージャーの大きさの効果もあるのか、8cmとは思えない音が出てきます。こちらも未塗装ですので、完成したらレポートしますね。

GX333+25 2009.7.31

Unknown
PARC 様

>中国メーカーと話をするときはほんとストレスがたまります。

 なんとなく状況がわかりますね。私も最近一緒に仕事することが多いので、テンポや感覚の違いに驚いたりあきれたり笑ったり……。

 でも、そこを少しこらえると「誕生日を一緒に卵入りラーメンで祝ってもらえる」(少し複雑な)喜びもあるんでしょう。これもまた少し似た経験があります。

 ぜひともまた、私を大いに悩ませる「できのよいお子様」たちをお願いいたします。

倉田 有大 2009.7.31

Unknown
一万個かー
ない足元みてもてどうしようもないのにねー

てか、一万個のスピーカーユニットって、DIY用だとどんなんだろう?^^;
F社のロングランモデルでもそこまで作ってるんですかね。

せきぐち@舘林 2009.7.31

Unknown
F社も 限定版で足元を見られているそうです。

最近の 度重なる出荷遅れは、これが理由だと。

まったくもって、かの国と言うのは、やりずらいです。

PARC 2009.8.1

Unknown
HK様

>ただし穴とネジ位置は同じでお願いします。

う~ん、それは・・・・。出来るだけそうしたいのですが、例外も出てくるかと思います。たぶん。ごめんなさい。

レポート楽しみにしてますね。よろしくお願いいたします。

PARC 2009.8.1

Unknown
GX333+25様

>ぜひともまた、私を大いに悩ませる「できのよいお子様」たちをお願いいたします。

は~い、頑張りま~す!

PARC 2009.8.1

Unknown
倉田様

>一万個のスピーカーユニットって、DIY用だとどんなんだろう?^^;
F社のロングランモデルでもそこまで作ってるんですかね。

おそらく、クラフトの世界ではあり得ないかなぁと思います。

PARC 2009.8.1

Unknown
せきぐち@舘林様

>まったくもって、かの国と言うのは、やりずらいです。

そうですね。まぁそこをうまく押したり引いたりしながらうまくコントロールしていくのがメーカーとしての腕の見せ所ということでしょうか。

苦悶が 2009.8.1

バリエーション
色々と御忙しそうでエネルギッシュですね。新モデルがどのような形になるか期待して待っています。パーク様は、モデルが違っても音のコンセプトが明快で素晴らしいのですが、素人目には何故似たようなサイズが多いのか?素材も多様なんだけど、いったい何をしたいのか?どれが設計者の出したい音に近いのか?どれを選べば良いの?と悩ましいです。実際の所パーク様は、バリエーション展開を行う際のプライオリティや意義はどんな所に見出していらっしゃるのでしょうか?

PARC 2009.8.2

Unknown
苦悶が様

>実際の所パーク様は、バリエーション展開を行う際のプライオリティや意義はどんな所に見出していらっしゃるのでしょうか?

う~ん、なかなか本質的なご質問ですね。先ず自分がやりたい音の方向を前提にすることは当然ですが、企業である以上その商品が市場で本当に商品価値があるかどうか、具体的には他社製品に対してコスト、音質等の性能で優位差が本当にあるかどうかを販売店様に確認したり、自分なりに考えて商品化を決定しています。いくら自分がやりたいものでも、価格を含め商品性に問題があればそれはやるべきではないと考えます。

>何故似たようなサイズが多いのか?素材も多様なんだけど、いったい何をしたいのか?どれが設計者の出したい音に近いのか?

率直に言って、今のクラフトスピーカー(ユニット市場)で1モデル(+アロファ)だけでビジネスを維持することはまず不可能だと思います。スピーカーはラーメンなんかと違って、購入された方にいくら気にいっていただいても、同じユニットを10個も20個も追加購入ということはほとんどなく、またユーザー数自体も一般オーディオに比べれば圧倒的に少ない(取り扱い販売店数を見ても)ので、どうしてもある程度のモデル数は必要不可欠と考えます。少ないモデル数でやられているメーカー様もなかにはありますが、その場合は単価が非常に高いか、他に何かオーディオとは別の副業をお持ちでビジネスを維持されているというような場合がほとんどかと思います。
PARC Audioの場合はそのどちらでもないので、必然的にモデル数をある程度増やして、ラインアップを充実させるしかビジネスを維持していく方法はないと考えています。いくら最高の音を出しても、会社が維持できないようでは、それはやはりアマチュアの世界ではないかと思います。あまり格好のいい回答ではないかも知れませんが、正直なところです。
ただそうであっても、基本的にPARCのサウンドポリシーは守っているつもりで、ビジネスありきで自分のポリシーを曲げてまでモデルを増やすことはないようにしたいと思っています。例えば同じ金属コーンを使っても、PARCが料理するとやはりPARCらしさはどこかに残っているという感じでしょうか。

苦悶が 2009.8.2

将来の世界
興味深い御回答誠にありがとうございました。ユニット業界として欲しいマスとクラフト業界のマスが、違い過ぎるのが問題の根っこなのでしょうね・・・。ユニット設計者としては、プロ用ユニットで目指す音と一定の評価を得られたと思うのですが、何故商売としても音の表現としても制約の厳しいクラフトの世界にあえて参画しようとお考えになられたのか?そこで何を実現したいのか?この辺りがすごーく気になりました。ぽつぽつ紹介頂けたら幸いです。あと30cmは一つは欲しいですね。今後に期待致します~。

PARC 2009.8.2

Unknown
苦悶が様

>何故商売としても音の表現としても制約の厳しいクラフトの世界にあえて参画しようとお考えになられたのか?

簡単に言えば、うちのような規模の会社でやろうとするとさらに市場規模の小さいプロ用をやることは不可能だということですが、クラフト市場の中で自分がやりたい音をそのコスト制約の中でやることはそれはそれでやりがいのある事だと思っています。沢山のユーザーの皆様からのお誉めのレポートを直接いただけることなどは今まで経験のなかったことで、すごくやりがいを感じます。

あと生意気な言い方になりますが、今までのクラフト市場の主流の音に自分としてちょっと違和感を感じており、それを少しでも変えてみたいという気持ちもありました。フィルムコンデンサーと空芯コイル以外は全てダメなんていう雰囲気も私にはちょっと・・・・。

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