こんばんは。今日は制振材についてです。技術用語等で内容的に難し過ぎるとのコメントもいただきましたので、出来るだけ分かりやすく説明したいと思います。
前回の付加マスのエントリーで制振材と内容がかぶるものがあり、ちょっとややこしい印象を与えてしまったかも知れませんが、制振材と言えどもそれ自体に重量がある以上、付加マスとしても動作するので、あえて最初は同じ付加マスとして特性差を示しましたが、今後誤解を避けるために、便宜上ボイスコイル近傍に付けられたものだけを付加マスとして扱い、その他の部分への付加は制振材ということで説明させていただきます。
即ち、付加マスでは出来るだけ全帯域でのレベル落としを期待する(低域の肩特性は別ですが)のに対し、制振材では名前のとおりそれを貼る部分の振動(共振)を制御することで特定の周波数をコントロールすることを目的としています。分かりやすく言えば、ネック部に重りを追加する付加マスは低域の一部を除いてほぼ全体域を絞るいわばアンプのボリュームを絞るような感じで、制振材は一部の帯域を変化させるいわばアンプのトーンコントロールをいじるようなものと思ってください。もちろん、トーンコントロールと言っても、前にも言ったようにレベルを上げることはあまり期待できないので、あくまでレベルを下げることが中心になります。(例外として、共振ポイントがずれることにより同じ周波数で比べれば上がることもありますが)
さて前置きが長くなりましたが、これからが本題です。ここで前回の特性図(図1)を例として解説していきましょう。(大きい図はこちら)
図1
図を見てもお分かりのように、制振材(ブチル)を貼る位置によって周波数特性が部分的に変化しています。特に特徴的なのが外周部に近い赤と緑の位置ですね。
先ず赤(位置はコーン外周部の少し内側)ですが、この位置はコーンの高域共振(コーンが高い周波数で分割振動をするために起こる共振)を抑えるのによく効くことが多く、私も何か中高域がうるさく感じた時はこの辺を先ずいじることが多いです。特性でも4kHz~7kHz近辺のピークディップがうまく制御されてかなりフラットな感じになっていますね。実はこの位置に制振材を貼ることは昔から知られており、何とビクターからは大昔に特許(or 実用新案?)が出ていたりします。(ずいぶん昔のものなので、今は既に権利が消滅していると思いますが) このビクターのパテントは、コーン外周部にV字型に制振材を貼るというもので、V字の頂点を外周部に向けてネック部に開くような形で制振材を貼るというものです。こんなものがパテントになるのと思われるかも知れませんが、これは結構効果があり昔のビクターのユニットではよく使われていました。このパテントを逃げるため、他社ではV字型をさけて少し違う形状で貼ったりして苦労していたようです。先日コメント欄で、円周方向ではなく径方向(ネック方向に向けて)に貼るのはどうかとの質問がありましたが、経験的には径方向に比べて円周方向の方が効果があることが多く、それの変形としてビクターのタイプがあると思います。ただ実際のベストポイントはユニットによって微妙に違うので、位置や貼る重量等は試聴と測定をやりながら探っていくというのが実状です。
次に緑(位置はコーン最外周部)ですが、これは先程の赤と違い、中高域はあまり変化せず、中域の1kHz近辺のディップが改善されていますね。このディップは中域の谷とも呼ばれるもので、このポイントではコーンの分割振動によりコーン外周部とエッジ部がコーン内周部と完全に逆の動き(前後に)をしており、音圧がキャンセルされてディップが発生しています。この時はエッジがコーン外周部にあおられて大きく変形するため、エッジの逆共振とも言われます。今回テストに使ったDCU-C171PPはコーン深さが結構あるため形状的には比較的強いのであまり大きなディップは発生していませんが、コーンの非常に浅いもの(カー用のユニットが代表的)ではこの中域のディップはかなり大きいものが一般的で、中にはディップの深さが20dBを超えるようなものもあったりします。ただここのディップは深いものでもその間隔が非常にせまい(つまりシャープなディップ)こともよくあり、経験的に言えば非常にシャープなものは特性で見るほど聴感上気にならないこともあったりします。ちなみに、このディップをユニットで元から改善する方法としてはコーン外周部を強くすることで、具体的にはコーン深さを深くしたり、コーンのカーブを変えて外周部の角度を深くする、またコーンの材質を強くしたり重くしたりといった手法があります。中域のディップに関してはコーン外周部の強度が一番効くので、その意味ではカーブコーンよりもストレートコーン(コーンの断面が直線)の方が有利です。この辺は、いずれまた。
なお今回はコーン上でしかテストをしていませんが、実は制動材はエッジ部、センターキャップ部でも効果が出ることがあります。特に中域のディップに関しては、エッジ部は結構効果的だったりします。エッジ部に制振材を付けた具体的な例としてソニーのSS-A5があります。リンク先の写真にもありますが、このモデルはエッジ部に制振材を8個も貼り、更にエッジ全体にダンプ材を塗布しています。今から思うととても量産品とは思えないような手作り感たっぷり(笑)の外観ですが、これの効果は抜群で、このユニットは私が設計したモデルの中で特性のフラットさではベストユニットでした。ただ発売前には周りからこんな制振材をべたべた貼ったユニットは試作品みたいで量産しちゃダメだなどとずいぶんもめたものです。この時は、A5はグリルネットが外せないモデルという言い訳があったので何とかOKになりましたが、通常のモデルだとなかなかOKにするのは外観的にしんどいかも知れません。ちなみに、エッジ部というのはユニットの中でも最も多く動く部分なので、その部分に制振材を貼るというのも結構信頼性的に神経を使うところです。A5の時もパワーテスト後に制振材が何個か剥がれていて、フリーズしたことがありました。(^^;
ただ一般のユーザーが自分のユニットに付ける場合は、剥がれればまた付ければいいことなので、エッジについても機会があれば是非トライしてみてください。エッジ部の場所は
2009年09月15日(火)
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この記事へのコメント
Unknown
更新お疲れ様です。
4回にわたってのユニット調整法、勉強になりました!
丁度自宅のLS-1000のミッドレンジの鳴きが気になって
いたところだったので、色々な素材を張ったりしていました。平面ユニットにはどう張ればいいんだろ?と考えながら進めていましたが、、、一連の記事を見ながら勉強になりました。
今は“ポリウレタン”製なる、滑り止め用円形ラバーシールをミッドレンジ外周に張っていますが、これが案外自然な感じで良かったです。
あと意外に良かったのが、0.5mm程度のアルミシールでした。
張りすぎると若干明るくなるような感じがあるものの、少量張ると落ち着きと柔らかさが出てよかったです。
Unknown
LSR様
少しはお役に立てたようで何よりです。コメントを拝見していて思ったのですが、いろいろなユーザーの方のユニットに対しての改良(調整)レポート(失敗談も含め)をupできる掲示板のようなものがあると便利かも知れませんね。
自然素材
ユニット改造法連載ありがとうございます.
興味深く読ませてもらってます.
ソルボセインは東急ハンズにも売っていたと思うので
(青色で, 裏がシールになっていたと思うのですが,)
試してみます.
バイアスかかっていますが, 自然に近い素材がいい音というのは面白いですね.
# 寒天とかゼリーとかも, いい音のなのかもしれないです.
バイオリンのニスが天然素材がいい音になるのを思い出しました.
Unknown
nhaka様
>青色で, 裏がシールになっていたと思うのですが
そうですね、ソルボの標準色は青です。裏面のシールが両面テープ付だといいですね。ただの保護シートだと、ソルボの粘着力だけでの接着になるので恒久的に付けるのは厳しいかもしれません。
それとソルボには硬度でH,M,S,SSと種類がありますが、出来れば一番柔らかいSSがお勧めです。また板厚は出来れば一番薄い1mmがベストです。
># 寒天とかゼリーとかも, いい音のなのかもしれないです.
ゼリーですか。さすがに食べ物はやったことがないですね。でも賞味期限があるからなぁ・・・。
ご教示ください。
毎回おもしろいお話、有難うございます。そろそろ出版化の話なんかも出てきているのではないですか?その価値のある内容と思います。
またまた質問で恐れ入ります。差し支えない範囲でご教示ください。
>経験的には径方向に比べて円周方向の方が効果があることが多く…
コーンの分割振動は目では見えませんが、社長はコーンはどのような形態(パターン)で振動しているか?どのようにイメージしていらっしゃいますか?
楽器などの分割振動は弦のハーモニックス、唄の裏声など美しいものばかりですが、スピーカーでは歪むもの、というイメージしかありません。分割振動による歪みのメカニズムは何なんでしょう?また制振材は振動の腹部分に張る方が良いのか、それとも腹の頂点を少し外すのが良いのか? まさか谷部分ということはないですよね?
>ちなみに効果としては当然前面の方が大きいので、外観が気にならないなら前面に貼る方がベターです。
制振材を前面に張る方が効果が高いのは何故なんでしょう?素人考えでは表でも裏でも同じでは?と考えてしまいますが?
昔ビクターのウーファにはコーンの形状が独特のものがありました。楕円形でディンプルのようなパータンが複数あるものです。最近ではF社が独特のコーン形状のものを同様に出しておりますが、これらは分割振動を拒否するものだと思っているのですが、制振する方向とは逆の対策です。社長さんは分割振動とこれらの対策に対してどのようなお考えをお持ちでしょうか?見解をご披露いただけませんでしょうか?お願い申しあげます。
Unknown
SS-A5のユニットの外観には驚きましたが、そういう理由だったのですね。よくわかりました。
Unknown
穴明太様
>そろそろ出版化の話なんかも出てきているのではないですか?
いやぁ、この手のローテクの話で出版化なんてとんでもないですよ。
>コーンの分割振動は目では見えませんが、社長はコーンはどのような形態(パターン)で振動しているか?どのようにイメージしていらっしゃいますか?
コーンの分割振動のパターンにはいろいろなタイプがあり、ちょっとコメント欄で解説するには重すぎるテーマなので、調整法が終わったらいずれブログでお話したいと思います。
ちなみにコーンの分割振動そのものを目で見ることも可能です。昔は、松花粉(漢字あってるかなぁ?)のような細かい粉をコーン上に乗せて分割振動をする周波数で鳴らして目で確認しましたし、ストロボを使ってコーンの振動と同期させると、ゆっくりとコーンが変形しながら動く様子が簡単に目で見えます。
最近では高価ではありますが、レーザーでかなり高い
周波数まで分割振動の様子を見ることが可能です。またコンピューター解析で分割振動の様子をシミュレーションしたりすることも可能です。
ただ実際は、分割振動の状態がいくら正確に分かったとしても最終的な対策はカット&トライで対処することが多いと思います。
>制振材を前面に張る方が効果が高いのは何故なんでしょう?素人考えでは表でも裏でも同じでは?と考えてしまいますが?
これも結構重い(かつ面白い)テーマなので、また後日ゆっくりと解説したいと思います。面白い裏話なんかもありますので、お楽しみに。
まぁ結論だけを言えば、その差は確実にあります。一度皆さんもお試しいただければと思います。
>社長さんは分割振動とこれらの対策に対してどのようなお考えをお持ちでしょうか?
ビクターがやっていたのは、RCAのスピーカーのコピーだったと記憶しています。同じやり方を、デジタルドメインでもトライしていましたね。
私個人としては、コーン形状で補強リブ的な構造アップを狙うというやり方は一つの手法だと思います。ただこの手のやり方はうまくやらないと重量アップになることが多いため、なかなか重量とのバランスが難しいところではあります。ちなみにRCAのタイプは、そもそもコーン深さが非常に浅いため外周部の強度が非常に弱いため、必然的にあの手の補強策が必要だったのではないかと思っています。
韓国勤務時代にF社とも仕事をさせてもらいましたが、その時参考に聴かせていただいた例の特殊コーンはバランスは良いものの、やはりコーンの重さを感じたのも事実です。
まぁ結局のところ、Simple is BESTというところでしょうか。
Unknown
mo様
>SS-A5のユニットの外観には驚きましたが、そういう理由だったのですね。
今から思えば、(外観を含め)よく商品として発売できたなぁとしみじみ思います。Mさんの執念もありましたが、私の設計したユニットの中で最も多くの試作サンプルを作ったモデルだったと思います。もうあの手のユニットは量産モデルでは出せないでしょうね。ソニーの中でもあんなことをやるのは私ぐらいでしたから・・・。(^^;
ウレタンエッジ
ウレタンエッジは音が鈍いと言うのが定説なんだけどなぁ。
長岡鉄男氏も言っていたし、小口径では癖が強く出るので私は避けます
楽器用スピーカーではウレタンエッジは使っているのは稀でしょう。
Unknown
yoiiro様
せっかくコメントをいただいて言うのも何ですが、だいぶ私とはお好みが違うようですので、私なりの印象を書かせていただきますね。おそらく、ご同意はいただけないかと思いますが、まぁPARC Audioのユニットはこんな考え方の設計者が設計しているとご理解いただければ幸いです。
>ウレタンエッジは音が鈍いと言うのが定説なんだけどなぁ。
う~ん、私の印象ではエッジ材で音が鈍い代表選手はゴムエッジだと思います。長年ユニット設計をやってますが、正直上記の定説は初めて聞きました。
そういう定説があるとすると、好き嫌いは別として、一連のJBLのユニットも音が鈍いということになるのでしょうか?
>長岡鉄男氏も言っていたし、小口径では癖が強く出るので私は避けます
ちょっと言いにくいのですが、PARCの音の方向と長岡先生とは対極にあるのではとの印象を持っています。なので逆説的に言えば、長岡先生が評価されないウレタンを私が好むというのはある面分かるような気がします。(決して長岡先生を批判しているわけではなく、目指す方向が違うということなので、誤解なきようお願いいたします。)
>楽器用スピーカーではウレタンエッジは使っているのは稀でしょう。
これは事実だと思いますが、楽器用(たぶんギターアンプ用とかベースアンプ用?)とホーム用とでは、耐久性や目指す音の方向が全く違うので、楽器用で使われないことがホーム用としても良くないということとは違うと思います。私も楽器用ならウレタンは使わないと思いますが、逆に楽器用のユニットをホームで使えるかと言えば、まずそれは難しいかと思います。
ウレタン
>だいぶ私とはお好みが違うようですので
短絡的ですねぇ、穏やかに行きましょう。
私はPARKのウッドコーンも長岡設計SPも評価してます。
>一連のJBLのユニットも音が鈍いということになるのでしょうか?
JBLで音が良いのはコルゲーションエッジのスピーカーですね。
発砲ウレタンエッジが主流になってからは、BONと鳴る音がPANと聞こえて来ます、しかしJBLは大口径ユニットが多いのでエッジの影響は少ないのです、小口径程面積に対する円周の割合が大きくなる為影響が出るのですね。マニアの中にはエッジ交換する人もありますが、ウレタンは耐久性が悪いと言う事もあります。
耐久性を考慮したウレタンエッジも出て来ましたが、音は多少良くなっているものの、やはりウレタンの音のような気がしました。
>耐久性や目指す音の方向が全く違うので、楽器用で使われないことがホーム用としても良くないということとは違うと思います。
ウレタンでは生の太鼓の音は絶対出ませんし、私たちがコンサートで聴く音はPAを含め楽器用スピーカーの音です。
コンサートで聴く音を家庭で聴きたいのならウレタンは避けます。
元楽器屋のづぶやきです。
Unknown
YOIIRO様
>穏やかに行きましょう。
同感です。どこかの掲示板のような刺激的なやり取りをここでやるつもりは毛頭ありませんので、ご気分を害されたようでしたらお許しください。
ただ根っからのエンジニアなので、やはり自分の考え方に嘘をつくようなことはしたくないので、違うと感じた場合は率直に自分の考え方を述べたいと思いますので、その点ご容赦ください。まぁこれはどっちが正しいというようなレベルの話ではないかとも思いますので、PARCはそう考えてやってるのか、という程度に感じていただければと思います。(営業の上手な経営者なら、こういう時はお客様のおっしゃるとおりと全てを肯定しておけば最高なのかも知れませんが・・・)
さて本題ですが、YOIIRO様のお話を拝見していて、布エッジとウレタンエッジとの差を主におっしゃっているのだなぁということを感じました。で私の方は、ゴム、ウレタン、布の3種について話をしており、少しその点でもずれがあったのかも知れません。お話の中で、大いに同意出来る点とそうでないところがあり、少し私の考えをまとめてみたいと思います。
先ず各材料での私の印象を書いてみると、
1)質量
ゴム>>ウレタン>布(ダンプ処理にもよりますが)
2)エッジの制振効果
ゴム>>ウレタン>布(ダンプ処理にもよりますが)
3)サスペンションとしての効果
ゴム<ウレタン<<布
4)低音の量感
ゴム>>ウレタン>布(ダンプ処理にもよりますが)
5)低音のスピード感
ゴム<ウレタン<<布
6)歪みの少なさ
ゴム>>ウレタン>布(ダンプ処理にもよりますが)
というのが私のざっくりした印象です。もちろん、個々のユニットの設計仕様によって、これが全ての場合にあてはまるとは言えませんが、長年設計をやっていて、同じユニットでエッジ材をいろいろ変更しながら確認を行った経験値として見てください。
これを見ても明らかなように、布エッジとウレタンを比べれば、当然ウレタンの方が鈍いというのは大いに同意出来ますし、全く異論はありません。JBLのユニットでウレタンエッジのものと布エッジを比べれば、当然ウレタンエッジの方が音が鈍いというのもその通りだと思います。
ただ同時に、布エッジの場合は低音の量感を出すのは苦手で、特に小口径ユニットの場合は下手な設計をするとハイ上がりなバランスになりがちなので、個人的には一番神経を使う材質だと感じています。A5の時も、いろいろな制振処理等を行ってやっとバランスをとることが出来たということもありました。
>JBLは大口径ユニットが多いのでエッジの影響は少ないのです
これもその通りだと思います。大口径ユニットということで布エッジでも量感が出しやすいということも言えるかと思います。
>発砲ウレタンエッジが主流になってからは、BONと鳴る音がPANと聞こえて来ます
う~ん、これは私の印象とはかなり違いますね。私の設計経験では、むしろ逆で、同じユニットでエッジ材だけを変えると布エッジの方がPAN(重低音は出ないがスピード感やアタック感のある音)で、ウレタンがBON(布とゴムの中間的な音)、ゴムエッジはDON or DORN(量感は一番出るが、ゆったりした音)という感じではないかと思います。まぁこれは主観の話なので、俺はそうは聞こえないと言われればそれまでですが、少なくとも私はエッジ材だけを変えての各種テストをいろいろ経験した上でのことなので、参考にしていただければ幸いです。(市販のユニットでの比較ではエッジ材だけの差を聞くということは不可能ですので)一般にユニット設計者が布エッジで一番苦労するのは低音の量感をいかに出すかということかと思います。
>ウレタンは耐久性が悪いと言う事もあります。
はい、正にそのとおりです。ソニーでも原則ウレタンエッジは使用禁止でした。(このルールのおかげで随分苦しみましたが)
>耐久性を考慮したウレタンエッジも出て来ましたが、音は多少良くなっているものの、
これはちょっと違うと思います。ソニーを始め国内の大手メーカーは大手材料メーカー(例えばブリジストンなど)も含め、ウレタンエッジの耐久性を上げるためいろいろなトライをしましたが、結果として耐久性を改善したタイプはいずれも音の評価が低く、あまり主流にはなれませんでした。具体的には当時デファクトスタンダードだったシャーウッド社製のウレタン(エステル系)に対し、耐水性を上げたエーテル系がトライされましたが、中途半端な印象で、少しでも耐久性を上げる必要がある用途を除きあまり使われなかったと記憶しています。
>やはりウレタンの音のような気がしました。
これはそのとおりですね。改良ウレタンも基本的な方向はあまり変わらなかったと記憶しています。
>ウレタンでは生の太鼓の音は絶対出ませんし、私たちがコンサートで聴く音はPAを含め楽器用スピーカーの音です。
個人的には、楽器用(ギター用)とPA用を同じGpでまとめるのはユニットの設計手法が違うのでちょっと抵抗があるのですが、まぁそれはおいといたとして、生の太鼓の音が出るかどうかは別としてPA用のスピーカーの最大の使命は音の正確性ではなく音のサービスエリアの広さ(いかに遠くまで音を届けられるか)ということだと思います。そのため、一般的に言えばPA用は音のスピード感はありますが、反面中高域に独特の癖があるものが結構あり、原音に忠実かと言われればベストではないのではと感じています。
それとPA用や楽器用では信頼性と耐久性の観点で、ウレタンは使いたくても使えないことも事実です。
ちなみに原音に一番忠実であるべきスピーカーはモニタースピーカーだと思いますが(何故なら、モニタースピーカーは元の原音とその場で直接比べられますから)、ソニー時代にモニター用でも布エッジとゴムエッジをいろいろとトライしましたが、結局最終的にはゴムエッジを採用しました。(ウレタンは信頼性として使用不可のため検討せず)
>コンサートで聴く音を家庭で聴きたいのならウレタンは避けます。
いい悪いは別として、確かに現状のPAの音は布エッジのモデルがほとんどだと思いますので、これはそうでしょうね。ただ、コンサートの音を家庭で再現することは現実的には音圧のことを含めかなり難しいとは思いますが。
また現状のメジャーなPAの音の方向に対して個人的に疑問を感じていることは以前のブログで少し書きましたが、これは話すと長くなるのでまたの機会にということで。
長文となりましたが、以上が率直な私の思いです。
調整 試してみました。
連休でまとまった時間が出来ましたので制振材による実験を試みてみました。
ユニットはF社の103で例のロングセラーです。白いコーンゆえブチルとか強力粘着剤は使いたくなかったので、付箋(ポストイット)を試してみました。25*20の小片を4枚。厚みは0.1位か?測定不能です。ごく一般的な厚みのものです。
以前大昔、ネック部にいろいろ悪戯して失敗したので今回はご教授のとうり外周部に貼ってみました。
結果は?確かに中高音域のうるささは消え、大人しい音です。クラシック向き?しかし失うものも多い。
ダイナミックレンジ、透明感、抜け、溌剌感、すべて貼らない状態の時が一番いい。さすがにユニット屋さんはプロだ、これ以上改善しようのない位まとめてあるんだなと、当たり前のことを感心した次第です。でも私の実験も荒い面もある。接着面積が大きすぎると思いました。音を鳴らしながら貼りつけたのですが、一片付けただけで激変です。面積を1/10位にして再挑戦してみたいと思います。すぐに出来ないのは小さいと剥がすのが難しいこと。付箋の切り方工夫とピンセント購入を実現してからになりますね。感じでは長さ:20mm、幅:2mmから始めてもちょうどいいのではと思いました。今度は本格的に準備して取りかかります。
>ちなみにコーンの分割振動そのものを目で見ることも可能です。昔は、松花粉(漢字あってるかなぁ?)のような細かい粉をコーン上に乗せて…
テレビを見ていた時、でんじろうの科学実験で音の実験が有り、分割振動を目で見てみるパフォがありました。調理のボウルみたいなものに、サランラップ状の膜を張り、塩の様な粉を上において振動を与えるわけです。ボイスコイルは無いんで、外部の振動体からいろいろの周波数で共振させるのです。谷の部分に粉は溜まりますから、それでパターンが分かると言う訳。
亀甲状ともいえない、不思議な模様が現れて、それも周波数ごとに変化して、振動共振の妙とも言うべきものでした。
YOIIROさんと社長のやりとり、興味深く拝見しました。正直に言って、YOIIROさんの訪れ方はいささか礼的ではなかったかもしれませんが、その質問の仕方において、社長の熱のこもった詳細な見解を引き出して、見事と思います。エッジにおける知識が大分向上しました。ありがとう。わたしみたいな気の弱いものではYOIIROさんの半分も引き出せないようです。
Unknown
穴明太様
103のような小口径かつ高能率なユニットは、振動系重量がもともと非常に軽量なため、制振材もかなり重量に気をつけないと付加マスとしての悪影響が大きく出てしまい、音が死にすぎることは結構ありますね。ちなみに、書き忘れましたが付加される重量は絶対値(**グラム)ではなく変化量(**%アップ)というのが効いてくるので、もとの重量が軽い場合は神経を使う必要があります。
>その質問の仕方において、社長の熱のこもった詳細な見解を引き出して、見事と思います。
ちょっと熱く書きすぎましたかねぇ。直接お会いしての話ではなくネット上の文章でのやりとりは、言葉のニュアンスを伝えにくく、なかなか難しいものです。冷静に書いているつもりなのですが、下手をすると感情的になっているように誤解されたりと結構神経を使います。まぁ技術屋なんで、とにかく思っていることを正直に書いているつもりで、その辺ご理解いただければうれしいですね。
Unknown
過去の記事にコメントするのは恐縮ですが・・・
>YOIIROさんの訪れ方はいささか礼的ではなかったかもしれませんが
私が常識と思っていた事が万人には通用しないのを知り、動揺していましたね、失礼しました。
社長様の説明には感謝しております。
私の印象は低音のぬけの良さに絞ると、やはり、布>ゴム>発砲ウレタン、ですね。
あるユニットメーカーは昔、布にウレタンコーティングをしていましたが、生産性の良さから決定したが、音は布にゴムコーティングしたものが最良だと言っていたという記事がありました。
コンサートの音を家庭で再現するのに音圧までは再現する必要はないでしょう、ジャズのコンサートでは小音量の物もあります、PAの中高音のくせは確かにありますが、家庭用にPAや劇場用SPを使うというのは別の話です。
PARK様がウレタンエッジを採用しない方向らしいので安心はしました、ありがとうございました。
Unknown
yoiiro様
何度もコメントありがとうございます。
>あるユニットメーカーは昔、布にウレタンコーティングをしていましたが、生産性の良さから決定したが、音は布にゴムコーティングしたものが最良だと言っていたという記事がありました。
ちょっと論点がずれてきているように感じます。
コーティング材としては、ご指摘のようにゴムの方が圧倒的に良いと思います。先のコメント(2:エッジの制振効果)で書いたとおりです。さらに補足すれば、コーティングの最大の目的は制振効果であり、その意味ではコーティングよりも溶剤系のダンプ材を後から塗布する方がベターです。A5でもそれをやりましたし、ヨーロッパ製のモデルではよくやられています。
ただ当初のお話しはエッジ材としてどれが良いかとの事だったと思いますし、その点で回答させていただきました。エッジとしての機能には制振効果だけではなく、サスペンションとしてや、振動部(それ自体が音を出します)としても影響しますし、制振効果だけでは優劣は決められません。いくらゴムコーティングをしたとしても、一般的にはそれはゴムエッジとは言わないのではと思います。(それはゴムコーティング付の布エッジです)ちなみに、布エッジにコーティングするウレタンはウレタンエッジに使っている発泡ウレタンとは違うので、その点でもちょっと比較に使うのは問題かと思います。
ですので、ゴムコーティング付布エッジが音がいいからゴムエッジの方がウレタンエッジより良いというのはちょっと飛躍しすぎかと思います。
先にも書いたように、ゴムエッジは制振効果では非常に優れていますが、反面エッジ基材としてみると、機械的な強度が弱く、エッジの機能として重要なサスペンション機能では重量が重いことも影響してウレタンエッジよりも劣るというのが私の印象です。早い話が、音のヌケに関して言えばやはりゴムエッジが一番厳しいかと思います。
>私の印象は低音のぬけの良さに絞ると、やはり、布>ゴム>発砲ウレタン、ですね。
よろしければ後学のために、yoiiro様がそのように感じられた具体的なユニットを教えていただければ幸いです。ひょっとしてそれをお伺いすると、私の印象も変わるかも知れませんね。
ちなみに私のコメントは、同じユニット開発をしていく段階で、エッジ材だけをいろいろ変えての各種テストを体験した上でのお話しさせていただいております。
Unknown
今晩は。
お忙しい中、1ユーザーの為に時間を割いていただき恐縮してます。
>ゴムコーティング付布エッジが音がいいからゴムエッジの方がウレタンエッジより良いというのはちょっと飛躍しすぎかと思います。
そのとおりでしたね、飛躍しすぎです。
私も某社のユニットでエッジの張り替えで実験はしてます、ゴムやセルロイドを溶剤で溶かしてエッジやコ-ン紙に塗ったりましたが、乾燥する前がいちばん音が良かった気がします
>重量が重いことも影響して
私が以前購入したフランス製の某社ゴムエッジはかなり厚く、ゴム臭く鈍い音にはかなり苦労しました。だから、その頃はゴムもだめだと思っていましたが、その後聴いた他社のエッジはそういう所が無かったです。
>具体的なユニットを教えていただければ幸いです。
現在では加水分解の影響を考慮してか発泡ウレタンを使っているメーカーは少ないのですが現行品から。
まずは社長様が例に出したJBLの発砲ウレタンエッジ使用のSP、この低音のどこがいいのか私には解りません。
次にAE1クラシックですね、非常に音が良いSPですが残念です。
あと耐久製を考慮して発泡ポリカーボネートを使ったP社の音は微妙でしたが、ポリカーボネートは高音高湿度で加水分解するのですね。
そして、私が最初に発泡ウレタンは悪いと感じたのは購入したY社のNS500初期モデルの2Wayからです、それまでNS690、NS1000(M)とクロスエッジだったのですが、それ以降NS690IIからしばらくY社に限らず発泡ウレタンが主流だったように思います。
Unknown
yoiiro様
>ゴムやセルロイドを溶剤で溶かしてエッジやコ-ン紙に塗ったりましたが、
これは本格的ですね。プロ顔負けです。ビクターでは名器のSX-3で生ゴムをガソリン溶剤で溶かしてドームに塗布するという今では許されないようなすごいことをやっていましたが、もうこんなことをやるメーカーは出てこないでしょうね。
>ゴム臭く鈍い音にはかなり苦労しました。
そうなんです。ゴムはうまく使わないとゴム臭い音になるんですよね。PARC Audioのユニットもそうならないように気をつけてます。先に書いたエッジが振動板としても機能するというのはこの辺の事情です。
>まずは社長様が例に出したJBLの発砲ウレタンエッジ使用のSP、この低音のどこがいいのか私には解りません。
う~ん刺激的なコメントですね。これでかなりのJBLファンを敵にまわしたかも・・・。(笑)
で私はと言えば、正直そんなに嫌いではありません。あれはあれで十分有りかなぁと。ただ好き嫌いは別として、中高域の独特のカラーが私にはちょっと刺激が強すぎるかなぁと感じます。その点では同じJBLどうしなら私は布エッジよりウレタンエッジの方が好きですね。(また意見が違っちゃいました)
実はこの質問をさせていただいたのは、ウレタンよりもヌケの良いゴムエッジのウーファーとはどんなユニットなんだろうとの思いからだったのですが、どうやらゴムとおっしゃっていたのはコーティングのことだったようで、ちょっとミスマッチだったかも知れません。
まぁおかげさまで、エッジについていろいろと話をすることができ、結果としては良かったのかなぁと感謝しております。でせっかくなので、近いうちにエントリーにもう少し整理しておこうかとも思います。
Unknown
>ゴムとおっしゃっていたのはコーティングのことだったようで、
誤解されているようですが、Y社のクロスエッジが発泡ウレタンになったので極端に低音が変わったのです、ゴムエッジなら違った印象になったのかも知れませんが、当時ゴムエッジのSPがあったのかは記憶にありません。
今自宅にはクロスエッジのV社SX-V1-Mがありますが、ゴムエッジのF社G1300の方が低音の抜けは良いように思います、SX-V1-Mの経年変化かもしれません。
結局、私には発泡ウレタンはどう料理してもくせは取れないが、ゴムは料理しだいでどうにでもなるという印象でした。
あっ、PARKさんの13cmウッドコーンはキャビネット塗装変更中で比較試聴出来ない状態です。
Unknown
yoiiro様
>誤解されているようですが、Y社のクロスエッジが発泡ウレタンになったので極端に低音が変わったのです
う~んたぶん誤解はしてないと思うのですが・・・。私もyoiiro様のご指摘の、ウレタンエッジが布エッジよりヌケの点で劣るという点では同感ですし、布エッジのモデルがウレタンに変わったことでヌケの良さが劣化したと感じられたとしても違和感はありません。
>今自宅にはクロスエッジのV社SX-V1-Mがありますが、ゴムエッジのF社G1300の方が低音の抜けは良いように思います
はい、私が聞きたかったのは正にこれです。yoiiro様がウレタンエッジをお好きでないのは十分分かったのですが、それよりも良いと思われているゴムエッジがどのようなユニットなのかを後学のために知りたかったのです。音のヌケに関して、ウレタンとゴムとの関係についてが唯一見解が違う点ではないかと感じていましたので。やっと知ることができ、良かったです。これは良くないという話をするより、これはいいですよという方の話をする方がより有効でもありますしね。
ただ残念ながら私自身はこのF社G1300というのを聴いたことがないので、機会があればどこかで一度聴いてみたいものです。
まぁこれ以上この話を続けて、ちょっとどこかの掲示板のような感じになっても嫌なので、この話題はこの辺で終わりにしましょう。もともと主観である音の印象についてどの意見が正しくてどの意見は間違いとかいうレベルの話ではありませんので。我々2人とも違うという方も当然いるでしょうしね。
ところで最後に細かい話ですが、うちはPARKではなくPARCなので、よろしくお願いいたします。
Unknown
PARC様、失礼しました。
G1300は是非聴いてみて下さい、ウーハーも優れていますが、純マグネシウムトゥイーターが秀逸です、他社にもマグネシウム合金はありますが、ほとんどは錆び止めのためのコーティングのせいか、高域の透明度や抜けが悪いのですが、このトゥイーターは透明度が高く金属の嫌な共振音も無いです、モニター的な性格ですね。
Unknown
yoiiro様
>G1300は是非聴いてみて下さい
私ちょっと勘違いしておりました。V社SX-V1-Mと一緒にお話しされていたので、その頃の古いモデルと思っていましたが、G1300は最近のモデルなんですね。
ということは、ひょっとして今年のA&VフェスタでF社のブースでデモしていたモデルでしょうか? だとしたら私も聴いていたかも知れません。たまたま会場でお会いしたF社の営業担当の方(ソニー時代いろいろお世話になりました)からちょっとうちの音も聴いていってくださいよ、とのお誘いで短時間ではありますが聴かせていただきました。複数のモデルをデモしている中、聴いたのがどのモデルだったかは記憶していません。
一連のモデルは、元V社のHさんがシステムをまとめただけあって、それまでのF社のバランスとは違い(失礼)、非常にうまくまとめられていてちょっと感心しました。雑誌なんかで評価が高いのも理解出来ます。確かにゴムエッジ臭さも無かったですね。
マグネシウムのトゥイーターもよくまとまっていたと思いました。でも私は使いません。(笑) 何故なら、まだまだマグネシウムは価格と性能のバランスが取れてないと思いますし、コーティングを含めるとアルミよりもまだ重いので・・。でも将来的には一番楽しみな素材の一つだと思います。
予断ですが、先日元P社のベテランエンジニアと話をする機会があったのですが、彼はこのマグネシウムのことを酷評してましたねぇ。彼によると、音が全く前に出てこなく、ひどい音だと。確かにベリリウムの音は前には出てきますからね。私は嫌いですが。(^^;
Unknown
G1300は発売してから二年以上たつと思いますので、今年のA&Vフェスタでデモしていたモデルかどうかは解りませんが、今年発売したG2000、GX100、そして去年発売したG1302と同時に展示していたと思います。
http://www.fostex.jp/p/sp_g1300/
昨日発表のGX103、GX102も展示していたのでデモしていたかもしれませんね。
なおGとGXの違いはマグネシウム合金か純マグネシウムの違いですが、かなり違いますよ。
http://www.phileweb.com/news/audio/200909/29/9319.html
確かにV社の音に近くなりましたね、デザイン、色もV社に近いです。
たぶんですがP社の元エンジニアの方はP社EXシリーズのこと言っているのではないでしょうか、私はG1300の前にP社S-2EXを使ってましたが、これは日本金属との共同開発されたマグネシウム合金スゴーカーを使用したもので、昨日もコメントに書きましたが、腐食防止コーティングが厚く、音の抜けが悪くこもっている、しかしそれをベリリウムトゥイーターでごまかしている音でした、その上カーボンウーハーのエッジが発泡ポリカーボネートで鈍かったですね。
V社やE社(製作はT社)のマグネシウム合金SPも同じ様なコーティングでひどい音でした。
F社の純マグネシウムは全く違うコーティングorメッキでいっしょには語れないものだとと思います
Unknown
YOIIRO様
>たぶんですがP社の元エンジニアの方はP社EXシリーズのこと言っているのではないでしょうか、
残念ながら、言っていたのはF社のモデルについてでした。ただ厳密に言うとマグネシウムのことか例の特殊なウーファー振動板のことなのかどの部分を言っていたのかは細かく聞いてないので不明です。ただ開口一番あれはダメだよね、って言われてちょっと私も驚きました。
>F社の純マグネシウムは全く違うコーティングorメッキでいっしょには語れないものだとと思います
カタログを見ましたが、防錆処理のことについては書かれてないようですね。マグネシウムは非常に酸化しやすく、そのままだとウレタン以上に耐久性が悪いと思いますので、メッキ処理で信頼性が確保できているなら、おそらく薄いでしょうから従来のものよりは良いでしょうね。
ただF社のカタログにも載っているように、マグネシウムは振動板で一番重要な音速(いかに軽くて強いかということ)についてはアルミとほぼ同じで、物性面では内部損失が大きいことが最大の特徴です。もちろん比重はかなり軽いのですが、例えばPARCが使っているアルミ20ミクロンと同じ重量にするためにはマグネシウムは31ミクロンにする必要がありますが、現状50ミクロン程度が限界と聞いていますので、重量面ではまだまだアルミにはかなわないというのが実状ですね。マグネシウムで防錆処理を含めて30ミクロン以下のものが出来ればPARC Audioでも是非使ってみたいものです。
Unknown
G1300の音は柔らかいですから、前には出てこないですね。
確かに、このウーハは柔らかく、紙の表面の荒さが中域の艶を出にくくしている気がします、それとも特殊な形状のせいかもしれません。
お付き合いいただきありがとうございました。
Unknown
yoiiro様
>G1300の音は柔らかいですから、前には出てこないですね。
私も柔らかい音は大好きです。前に出てくればいいという感じでもないと思うのですが。重要なのは前に出てくるということより、音離れがいいということではと思います。これって同じようで実は全く違うんですよね。世の中には、前に出てくる音=耳に痛い音というパターンが多い感じがします。
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