17cmパルプコーン PARC-L11       
                                                          P4


4.H.Y.様 (神奈川県在住)

1)経緯
 昔からオールホーンに憧れ、いつかは組み上げたいと思っていました.
 しかしながら年を取り、重いスピーカを組むのが難しくなってきました.

 色々調べていると、白山市にあるB. P. CRAFTでアルテックA7縮小版の
 フロントローデッドホーンエンクロージャーを製作してることがわかりました.

 この箱にはDCU-171PPが最適であると思い購入しました.
 


2)システム仕様
 *CDデッキ:LINN IKEMI(デジタル出力)
 *デジタルチャンネルデバイダー:ヤマハ D-2040
 *ウーファ DCU-171PP+B. P. CRAFT フロントローデッドホーン
 *スコーカー JBL LE85+H91+L91
 *ツイーター JBL 2405

  ウーファーをKrell KSA100Sで、スコーカーとツイーターをKAV500で駆動しています.
  クロスオーバー周波数は1.6kHzと9kHzです.
 

3)感想
 とても自然で、オールホーンとは思えないです.各ユニットとのつながりも滑らかです.
 DCU-171PPがとても高音まで伸びていることが効いていると思います.
 DCU-171PPが正解であったと確信しています.

 全体として硬い音ですが定位が良いです。高さ奥行情報あり、音場は広いです.
 全体としての帯域は狭いですが、長く聴いていられます。
 安定した定位による実在感があり、安心感があります.
 聴いていて楽しく、引き込まれます.

 上記はヤマハパッシブプリアンプMVS-1を用いての感想ですが、
 つい最近プリアンプをKrell Shoucase Processorに換えました.

 チャンネルデバイダーがデジタルなので、共にチャンネルデバイダーと
 パワーアンプの間にマルチチャンネルプリアンプをおいています.

 プリアンプを換えた結果、音の固さがとれ鮮度が上がりました.
 さらに実在感が向上しました.固さがとれたのはエージングの効果かもしれません.

 クロスオーバー条件を変えてもあまり変化しません.
 これはDCU-171PPの帯域が広いことによると思っています.