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8.ひでじ 様 (塗装後の追加レポートです)

PARC社製コアキシャルユニットによる、スピーカーBOX製作ですが、先日GWにウレタン塗装も完了し、
乾燥に3週間もかかりましたが、本日、やっと調整も自分の満足できるレベルになりましたので報告します。
詳しくは私のプログにつづっております。

塗装後の変わった感じは
箱をコツコツと叩いた感じは、響き良くコツコツ鳴るようになり、いい感触です。
実際ユニットを取り付けて鳴らしてみると音楽の重心が下がってきました。
塗装後は、分解能力以外に低音のヴォリュームも上がり、非常にゆったりと聞ける音楽になりました。
本当、この最軽量に設計されたポリプロピレンコーンから、こんなに豊かで悠々とした低音が出てくるのが不思議です。
しかし、
中高音の出しゃばった帯域が無くなったことで、低音のヴォリュームが増しましたが
高音の切れや響きが薄れています。なんか、管弦楽がただ鳴っている感じで、寂しい。
そこで
もともと、塗装前のネットワークのセッティング。
私は以前報告しましたようにユニット直列1.5μFのみのハイパスコンデンサーと0.1mHのコイル設定ですが

さっそく、
1.5μFに3種類のコンデンサーを並列に繋いでみました。
@0.1μFあまり変化なし高音が伸びた感じだが、女性ヴォーカルはひきこんだまま
A0.22μFこれ同じコアキシャルのウッドコーン用、なかなか良い、高音も伸びて来ました。
 0.22μFコンデンサで十分満足していましたが、最後に確認という事でPP標準の0.47μFも試してみると
B0.47μFコンデンサー、出ました!低音から、高音まで綺麗に繊細に再現されることに、
 これを聞いた後ですと、0.22μは女性ヴォーカルの情熱が今一つ!

ということで、結局推奨のネットワーク定数がBEST!
という結論になりました。

今週末、ネットワークを箱の中に入れることにしました。
ネットワークに影響与えない様いろいろ考え、底板に取り付けることにしました。
背面の吸音材はparc推奨通り20cm角のウールを貼りつけ。
これで、昨晩から色々聞いてみました。

なんか違う???

ネットワークを箱の中に入れただけで、低音のつながりが悪くなってしまいました。
ライバルとして見ている、KEFのIQ3もネットワークは底面に取り付けてあるので バッチリだと思ったのに、どうしてだろう???

いろいろ、見ていると、
バフレフのダクト穴から、ネットワークのコイルがもろに見える!
このせいで、ダクトでバルレフ効果が直接ネットワークのコイルに悪さをしているのでは?

と考え、試しに、側面はよい感触がなかったので
ダメもとで、最初に取り付けた事がある、背面にネットワークを取り付けてみました。
その結果、ネットワークを外付けしているのと変わらない音を再現出来ました。

いやはや、
一つ一つが影響を与え、音楽のバランスに影響を与えるとは聞いていましたが、ここまでとは.....
楽しくも、やりがいのある趣味でした。

しかし、
セッテイングが決まりだすと、その奏でる音楽性に本当不思議さを感じます)
コーンが最軽量なので歯切れの良さが出るのは分かりますが
ゆったりとした低音がどうして出るのって?????って感じです。
IQ3も大きさの割に結構低音がでますが、歯切れが悪く、モサッとしていて、少しオブラートに包まれた感じは出てしまいます。

本当、自作スピーカって面白いですね。
お付き合いいただきありがとうございました。