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2.S.K 様(秋田県在住)
1)経緯
以前 DCU-C171PPをパーク純正のエンクロージャーキット(DCK-171-B)に装着し、大変気に入って、
リビングルームでのシステムに使用しておりました。
本格的なウーファーとツイーターで構成された後継機種のDCU-C172PPが大変気になり、
かつ、前回の塗装(2相性ウレタン塗装)の出来がいまいちであったこともあり、
思い切って作り直すこととした次第です。
2)エンクロージャー概要
エンクロージャーは前回使用した、エンクロージャーキット(DCK-171-B)を使用しました。
前回の塗装をサンダーで削り、スピーカーターミナルをバイワイヤー端子に変更しております。
バスレフダクトの長さは推奨設定の90mmです。
サンディングシーラーで目止めをした後、サフェーサーを吹き、その後、ラッカースプレーにて、
今回は白色に塗装してみました。
2相性ウレタンクリアースプレーでクリア塗装を上塗りし、コンパウンドで磨きをかけました。
5月から7月にかけて、週末の気温の低くない、天気の良い日を選んで作業しましたので、
塗装に2か月近くかかってしまいましたが、数回にわたる重ね塗りと、研磨を繰り返して、
じっくりと作業したためか、前回失敗してしまったゆず肌にはならずに、
光沢塗装にすることができました。
3)ネットワーク仕様
ネットワークは推奨ネットワークとしました。5mm厚の14*18p大のMDF上に作成しました。
コイルはパークの珪素鋼鈑コイル(DCP-L001)、ウーファー用のコンデンサーにパークの
両極性電解コンデンサー(DCP-C001)を使用しました。
抵抗はJantzen audioの無誘導巻抵抗、ツイーター用のコンデンサーにJantzen audioの
superior Z capacitatorを使用しました。
ツイーターのアッテネーター抵抗は5.7オーム、ウーファーのダンプ抵抗は1.6オームとしています。
エンクロージャー内部の底にスポンジゴムを挟んで、固定しました。
4)その他仕様
吸音材はエンクロージャーの背面とネットワーク上にウール吸音材(DCP-A001)を設置しました。
制振材としてA and C audio社のX-Damperをエンクロージャーの上面、およびユニットの後面に
貼り付けています。バスレフダクト内部にはウールフェルト(DCP-A002)を貼りました。
5)使用環境
*ネットワークオーディオプレーヤー(Olasonic NP-1)
*DAC(Fidelix caprice)
*管球式ラインアンプ(6DJ8 SRPP)
*管球式パワーアンプ(2A3シングル、sun audio)
6)感想
DCU-C171PPとの比較となりますが、低域の量感がかなり増えて、
音像が更にしっかりとなっている印象があります。
ついつい、ボリュームを上げてしまいますが、煩さがなく、聞きやすく(本当に聞き疲れしません)、
代表の言われる、音離れの良さは健在で、更に迫力が増しました。
このユニットで作り直し?(バージョンアップでしょうか)をして、本当に良かったです。
とても良いユニットだと思います。