こんばんは。本日10ｃｍフルレンジ(DCU-F121A, DCU-F121K）の推奨ＢＯＸ情報をアップしました。詳細はＨＰの商品情報をご覧ください。
明日のコイズミ無線様での試聴会（13：00～から開催）には、今回公開した10ＬのＢＯＸで行います。
今週は中国ベンダーとの次期ロットの生産についての調整に追われながら、デモ機の音調整を行っていましたが、このパークの新しい子供たちについてあらためて感じた印象をちょっとだけ書かせていただきますね。
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DCU-F121Aで先ず感じるのは、音がぶ厚い（特に中低域）ということ。これは言い換えれば音の基音がしっかりしているということです。
この基音とはスピーカーにとって最も重要なことで、私も新人の時に随分先輩から言われたのを今でも覚えています。
全体のバランスは三角形（これもいつも言われていました）でしっかりと低重心になっており、金属コーンで予想されるような神経質だったり、うるさい音は出ません。
皆さん良くご存知のアルミコーンの定番モデルもうるさい音はあまり出ないようですが、パークとの一番の違いはやはり音離れと低音の質感だと思います。
これは特性などでは分からないので、音を実際に聴いていただくしかないですが、既に他社モデルのアルミコーンをお持ちの方も是非この子の音を聴いていただければと思います。
正直なところ特性だけならもっとよくする手法はいろいろあるのですが、この音離れと両立させるのはなかなか至難の技なんですね。まぁその一番分かりやすいのがボイスコイルのボビン材だったりします。（この辺のことは、先日の新橋のイベントに参加された方はなるほどと納得されているのではと思います）
まぁとにかくこの子は高剛性の金属コーンらしくしまった芯のある低音とともに、いろんなソースを安心して聴いていられます。けっしてボアボアの見せ掛けの低音ではないですよ。
(1).jpg)
次にDCU-F121Kですが、この子は先にも書いたようにとにかく優等生タイプです。分解能、音離れともに３兄弟の中ではトップクラスで、特にこれと言った弱点がありません。
自作初心者で3兄弟のどれを買うか悩んだ時は、この子にするのが一番楽かも知れません。今週のＢＯＸ調整も簡単に終わっちゃいました。（笑）
F121Aがぶ厚い中低域をもりもり出して歌うのに対して、この子はすっきりスムーズにさらっと何でもこなしてしまうといった感じでしょうか。
言ってみれば、F121Aは栄養たっぷりのこってり肉料理としたら、F121Kはきれいに調理された高級和食といった感じですね。（またこういう例えをすると、物議を醸すかも・・・(^^;）
今日コイズミさんの話では、既にかなりの予約が入っているようで、両モデルともかなり健闘しているようです。強いて言えば、若干F121Aが多いようで、これはこちらのＨＰでの売上と同傾向ですね。
実は発表前は、アルミコーンは強敵が既にいるので、ちょっと苦戦するかなぁと危惧していたのですが、杞憂だったようでほんと良かったです。
では明日のイベントで皆様とお会いできることを楽しみにしています。
この記事へのコメント
試聴会に参加しました。ケブラーのほうに挙手しましたが、F121Aのほうを買って帰りました。
一つしか所有してはいけないと言われたらF121Kですが、ケブラーはウーファーを持っているのと、F121Aがちょっと面白そうな感じがしましたので。う～ん、でもF121Kはとてもいい音でしたね。
武蔵野K様
＞ケブラーのほうに挙手しましたが、F121Aのほうを買って帰りました。
早速のご購入、本当にありがとうございました。
＞一つしか所有してはいけないと言われたらF121Kですが、ケブラーはウーファーを持っているのと、F121Aがちょっと面白そうな感じがしましたので。
はいF121Aもきっとご期待に副える音を出してくれると思いますので、どうぞ是非末永く可愛がってやってくださいませ。
＞う～ん、でもF121Kはとてもいい音でしたね。
ありがとうございます。この子はほんとパークきっての優等生だと思います。まぁ俗に言うところの鉄板モデルといった感じでしょうか。
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