

こんばんは。
今日はPARC Audioキットモデルの続報です。大変遅くなりましたがやっとホームページに詳細をupいたしました。ただ、いきなりですがちょっと皆さんに修正情報です。先日お知らせした塗装付のCタイプについては、発売をしばらく保留とさせていただきました。理由は、量産としてはまだ品質的に確認すべき内容があるとの判断をしたためです。2週間くらいで最終結論をお知らせできるかと思いますが、現時点では仕様変更や発売断念も含め慎重に検討を進めているところですのでもう少々お待ちください。
既にホームページの情報をご覧になって、早速ご注文をいただいた方もいらっしゃったのですが、実はその後ホームページの情報に重大なミスがあったことが判明しました。価格がペアでの表示をしたつもりが1本での表示でなっていたため、実際の倍の価格表示になっていたのです。早く気がついてよかったですが、せっかくご注文をいただいたお客様と販売店様には大変なご迷惑をおかけし、本当に申し訳ないことをしてしまいました。猛省!
それと先日の紹介の中で大事なことを一つ書き忘れていました。それはAタイプとBタイプではコーナーRの有無以外に、木組みでも少し違いがあるということです。(外形サイズは同じです。)
ただでさえ数が少ないモデルで木組み仕様を少し変えるなどと、なんでこんな面倒くさいことをやるかということですが、理由はAタイプでは少しでも楽に接着ができるようにとの配慮からです。逆にBタイプではプロの木工業者様にお願いしているので、組みやすさよりも性能や外観優先の木組みにしています。こんな非効率なことはソニーのような大メーカーでは絶対に許されないことで、PARC Audioのような小さなメーカーだからできることかも知れません。
最後に、AタイプとBタイプのどちらを購入されるかまよっている方に、設計者からのコメントを正直に述べたいと思います。もし木工の経験が十分にあり、ハタガネ等の工具もお持ちで、これくらいの箱なら簡単に作れるという方にはAタイプでも問題ありませんが、ちょっと木工は初めてで自信が無いという方にはBタイプをお勧めします。もちろん予算ということもあるので、予算的に無理なお客様にはしょうがないのですが、BタイプとAタイプにはしっかりと価格分(あるいはそれ以上?)の差があります。いくらハタガネ等の工具を使っても、プロが使用する大型のプレス機でしっかりと接着して組み立てた箱ではやはり仕上がりは違います。
Aタイプは実際に組み立てるお客様の木工の技量に大きく左右されることは事実ですので、その点は是非ご留意ください。まぁクラフト(キット)というのはそういったある意味試行錯誤が面白いという考え方もあるので、最終的には皆様のご判断ということになるのですが・・・・。
次回は、PARC Audioのロゴバッチができてきたので、それについてお話いたいと思います。では今日はこの辺で。
2008年08月30日(土)
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この記事へのコメント
PARC Audio スピーカーキット発売記念 どんな工作道具が必要?
PARC Audioのウッドコーンユニット用エンクロージャーキットが発売になりました。コイズミ無線なんかでは、お客さんが「このユニットに合うエンクロージャー無い?」と聞いているのを見掛けるので、ある程度需要はあるのではないかと思います。
で、発売記念と言うこ…
Unknown
keik様
大変貴重なキット試作に必要な工具に関してのエントリー、本当にありがとうございます。非常に助かります。本来ならこちらでupすべき内容なんですが、なにしろ私はBOX製作の経験が少ないので・・・。
ところでタイトボンドですが、私は知らなかったのですが、かなり強度は高そうですね。ただ気になるのは、乾燥が非常に速い(5分くらい?)ということで、これは(私のような)工作素人の人にはちょっと危険かも知れません。というのも、木工ボンドのいいところは何か失敗があった時に簡単にばらしてもう一度組み直しができることで、私も自信が無い時は木工ボンドも速乾タイプではなくわざと通常のタイプを使ったりしています。
逆に木工に自信がある方や、補強桟の接着にはこの速乾というのは非常に便利でしょうね。私も勉強になりました。
ぶきっちょのひとりごと
keik 様・PARC 様
こんにちは。つい先日、涼しくなって「今年は秋の訪れが早いのかなぁ」と思っていたら、また蒸し暑くなった上、あっちこっちで「ゲリラ豪雨」と聞くだに物騒なお天気、どうなっちゃってるんでしょうね。
さて、スピーカー工作の道具についてのお話し、どうもありがとうございました。こうやって素敵なユニットやキットを発売なさっているPARC 様が「工作素人」とおっしゃるとすると、私なぞはなんと申し上げればいいのやら、途方に暮れてしまいます。電気・水道・ちょっとしたこそくりに「ぬりぬり」くらいはやっているとはいえ、keik様の構えには「ハードル高いなぁ」とため息が出るばかり。
しっかりお金を貯めて、おとなしく(音無しく?)完成品を買って音楽を聴くことに専念するのが賢いのかな、と思うのですが、なんかそれだけでは寂しいから……この行ったり来たりで、ン十年を過ごしてきたような――進歩ないなぁ、と少しがっかりしています。
しかし、本当に勉強になります。ありがとうございます。
Unknown
GX333+25様
いや木工については、私は本当に素人なんですよ。先日も参考のために市販のキットを自分で組んでみましたが、案の定 間違ってしまって途中で一度解体するはめになってしまいました。
私は、当初完成品ではなくユニットやキットを購入される方の最大の目的はコストをセーブすることかと思っていましたが、どうもそうではなくご自身で物づくりをしてみたいという事が目的であえてキットをご購入される方もかなりいらっしゃるようですね。いろいろ勉強になります。
Unknown
タイトボンドは確かにずれたりすると、直すのがちょっと面倒です。作業は慎重に行いたいところです。まぁ5分で硬化が始まるという感じで、5分で完全硬化というわけではないので、すごく気を遣うってほどでもないです。強度は素人目にもかなりありそうです。
このボンドは口のところがすごく良くできていて、塗りやすいですし、簡単にきちんと閉るので、買ってから1年以上経っていますが、中身が固まったりということがありません。この辺りの使い勝手の良さも気に入っているところです。
しかし、自分で作るのは楽しいですよ。少々出来が悪くても、エッジの一つ一つにまで自分の手が入っているかと思うと、出てくる音がいとおしいです。
自分で楽器を作って演奏している人なんかを見ると、楽しそうで羨ましいのですが、そういう気分がちょっぴり味わえます。
やってみたいと少しでも感じているのなら、まずやってみることをお勧めします。楽しいですよ~。PARCのユニットなら、少々筐体の出来が悪くても、ユニット自体の出来がいいですから、かなりいい音が出ますし。
自作は楽しい
私も以前は自作をする方はコストをセーブすることが目的かと思っていました。
しかし、電源ケーブルやRCAピンケーブルを自作したり(市販のものではちょうど良い長さのものが無かった為)、CDプレーヤーのキット製作を経てスピーカーの自作をしてみたところ….。
自作は楽しいものですね。
そして、完成したものから期待以上の音が出てきたときの感動はなかなかのものです。
Unknown
keik様
中身があまり固まらず長持ちするのは便利ですね。一般のユーザーの使用状況だと1年以上使うというのはよくあることですから。
実はPARC AudioのキットやW3もタイトボンドを使っていました。私も今回確認して初めて知りました。お恥ずかしいかぎりです。
どうやらプロの間では結構知られているようですね。
でも不器用な私にはやはりちょっと危険な感じがします。普通の木工ボンドでもやり直しした時に固まりかけてあせったくらいなので・・・。やっぱり私の場合は、BOX製作はプロに任せたいと思います。
Unknown
keik様
Y.Y様
そうですね。やはり自作と完成品とは全く別の世界かも知れませんね。PARC Audioとしてどちらも大切にしていきたいのですが、やはり軸足として今後も自作の方になるかと思います。是非皆様のご支援ご鞭撻をお願いいたします。
自作PCも似てますね、そういえば。
keik様・PARC様・Y.Y様
おはようございます。こんな優れたユニットを開発するPARC様でさえ「知らなかった」という領域があるとは、スピーカーは比較的部品点数が小さいコンポーネントだから、といってもいろいろな要素があるのですね。なんだかますます自信なくしてしまいました。
ただ、皆様のやり取りを読んでいて、ふと思ったのが、いわゆる「自作PC」の世界。もともとはたしかにコストセービングではありました(私なんぞ、勤務先の「サーバー」を組み立てさせられたものです――非常識でケチな勤務先ですから)。しかし現在は、「私好みの私一人のマシンがほしい」という要求に応えるための市場、という印象がありますね。
むろん、メーカーもそれに応えるべくB.T.O.という販売方式を展開していますが、むしろそちらと比較して「自作PC」はコストセービングなのかもしれません。
で、こっちは、というと盛んにやってますね、私も。なにしろ接着剤も使わなくてよろしいし、「ミスった!」と思ったら、すぐバラせるし、B.T.O.でさえ手の届かない特殊用途、もし特注したら目の玉の飛び出るような品物さえ、なんとか頑張れるというわけで、ホームネットワークの基幹サーバーからマルチメディアサーバー、女房の仕事用サーバーに子どもたちのPCまで、ノートパソコン以外はすべて自作PCです。
ただ、メンテが全部私の仕事になっちまうのが難点なのですが、ね。(笑)
Unknown
そういえば、ザクリ加工ってしたことないんですよね。
トリマーで行うと思うのですが、トリマーこわいんですよね^^;
私は17cmパルプのエンクロージャーちょっとずつ作成中です。
あまり大きいキットはやはり需要がすくないのかな?
いや、17cmフルレンジがパルプの一種類しかないからかな。
Unknown
倉田様
バッフル背面のザグリ加工は古典的な手法だと思いますが、地味ながらかなり有効な手法でもあります。今度機会があればザグリの有無の写真を掲載してみようかと思います。百聞は一見にしかずで、見れば是非やりたくなると思いますよ。特に小口径のモデルでは必須ではないかと思います。
17cmのキットはまだ未定ですね。やはりユニットそのものがもう少し売れてからになるかと思います。
ザグリ加工
自分はやすり一本でごりごりやっています。このキットのようにえぐったような加工は出来ませんし、一日がかりで腕も痛くなりますが(^^;)、やらないよりはいいかなと。
「いい音になぁれ」と念じながら、ひたすらごりごりです。
Unknown
keik 様
そうでしたか。私の場合は、大型のカッターでザクザク削りました。MDFの場合は、意外に簡単に削れるのでわりと短時間で削れます。ただ形状はけっこうばらつきますが・・・。
でもやっぱりプロの技はすごいですね。(私じゃないですよ) PARC Audioのキットのものも実はNC加工ではないのです。普通の人が見たらNC加工って思うんじゃないかなぁ。
Unknown
いやー、ほら、大型のカッターは去年末に指をざっくりやりましたから(苦笑)。あれ以来ちょっと怖くてカッターを使えない身体になってしまいました。
キットはNCじゃないんですか。じゃあ熟練工が超絶技巧でくりっくりっとやってるんでしょうか。このくらい掘れていると、ユニットの呼吸も楽そうですよね。
Unknown
keik様
そうでしたね。うっかりしてました。
そう言えば、大昔ソニーの職場でカッターで手を切る事故(?)が多発して、当時の課長が怒り出し、「これから仕事でカッターの使用は禁止!」なんていう笑えない話のようなこともありました。
そうなんです。どう見てもNCっぽいですよね。やはりプロの技とはすごいです。
Unknown
昔突如としてNTカッターからロック機構の付いたPILOT製のカッターナイフに厚木でも一斉に切り替えさせられました。震源地は音事でしたか?知りませんせんでした。今度プロオーディオの人に経緯を聞いて見ます。
Unknown
>震源地は音事でしたか?
いやぁたぶんそれは違うと思います。当時オーディオ事業部で職場安全キャンペーンとかなんとかをやっていて、その期間中にたまたま事故が多発し、当時の部長(課長ではなかったです)が上から怒られて、いきなり使用禁止なんていうバカな話になった感じで、非常にローカルな話です。ソニーでもこんなマネジャーもいたという笑い話です。もう時効なので言ってもいいでしょう。
Unknown
強制切り替え時には現場でも、まだ使えるのに勿体無いとか、半信半疑な点も多かったですが、確かに保持力がしっかりしているし、最終的には手の滑りも少なく納得した次第です。
#小型カッターで木材の深堀はした事は無いのですが危なそうですね….
プロの技
keik 様・PARC 様
ちょっと横から割り込みます。
金工の話なんですが、以前、熟練したたたき上げの工員さんに聞いたことがあります。
「NCは数モノ・量産品のための工具、ちゃんとした技量を磨くには、旋盤の扱いを心得ておかなければダメ」なんだそうです。
事情はよくわかりませんが、加工した方は「これは数モノとして扱うべきものではない」と判断なさった、ということじゃないんでしょうか。
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