こんばんは。今日は何点かのお知らせです。
１）10ｃｍ限定ウッドコーン(DCU-F122W)
随分お待たせしましたが、やっと最終サンプルが完成しました。今日からコイズミ無線様でテスト試聴をしていただいておりますので、ご興味のある方は是非店頭にてご確認ください。ちなみにこのユニットはバックロード専用ではなく、バックロードや少し大型のバスレフ向きというスタンスで開発しました。音の傾向としては、現行のＦ121Ｗに比べてかなり中高域がクリアに出ますので、システム（キャビネット等）で低域が出るようにしてあげるとかなり生意気なバランスで歌ってくれると思います。
本来なら今頃は量産を終わっているくらいの予定だったのですが、どういうわけかこのモデルはサンプルに関して中国サイドが部品をチョンボしたり、いろいろトラブルが重なり今頃になってしまいました。まぁ結果としてはかなりいい出来に仕上がったかと思いますので、是非ご期待ください。量産は来週の中国の旧正月明けにオーダーしたいと思います。
ただしこのモデルは限定生産でのスタートとなります。理由は同じ10ｃｍのウッドコーンで２モデルをレギュラー展開するのはちょっとビジネス的に厳しいかなぁとのことです。Ｆ121Ｗは今後もパークの代表モデルとしてロングランをさせていこうと考えておりますので、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
あと肝心の価格ですが、現行Ｆ121Ｗより実売で数百円くらいのアップで何とか収めたいと考えております。限定だから特別に高くしてなんていう売り方はしませんので、どうぞご安心ください。
２）アクティブ5ｃｍウッドコーン、プロト
検討中だったデジタルミニアンプの初回サンプルが出来上がりましたので、5ｃｍウッドに内蔵したアクティブスピーカーとしてプロトモデルを店頭でテストしております。（すみません、写真撮るのを忘れてました。(^^;）
今回のサンプルは5Ｗ出力ですが、15Ｗタイプも並行して進行中ですので、来月中ごろには15Ｗタイプのテスト機もできるかと思います。このアンプの最大の売りはＵＳＢ対応ということで、これによりＰＣスピーカーとして使う場合の使い勝手を大幅に向上していると思います。
ちなみにこのミニアンプは、完成品ではなくアンプ基板、フロント＆リアパネル、ＡＣアダプターのセットでパーツとして販売しようかと考えております。意外にこういう形態での販売って他にないんですよね。これを使ってオリジナルのアクティブスピーカーを作るもよし、ケースを作って小型アンプに仕上げるもよし、どうぞ皆様でいろいろな使い方をお試しいただければと思います。今回は木製のケースに入れたアンプ単体としてのテスト機も店頭にありますので、ご覧いただければと思います。
３）5ｃｍウッドコーンデモ機追加展示
秋葉の麻布オーディオ様でも5ｃｍウッドのデモ機を展示させていただきました。このデモ機のＢＯＸは音展で使っていたもので、ＢＯＸの内容積は推奨箱と同じ1Ｌなのですが、ディメンジョンだけが少し違います。ユニットは最終仕様のものですので、お立ち寄りの際は是非お聴きいただければと思います。ちなみに持ち込んだ際にお店の方にも聴いていただきましたが、かなりの好印象だったようで、一安心しました。
４）5ｃｍウッドコーン、愛称について
ついに最終案が決まりました。商標登録の事前チェックも無事終わり、来週正式に登録申請をすることになりました。最終案をご提案いただいたのは、「さすらいのあめおとこ様」です。本当にありがとうございました。
ただここで一つ謝罪が・・・。前回の５つの最終候補の中にこのお名前は無かったのに何故・・・？ 実は私のチョンボで、お名前を間違って他の方と書き間違えました。本当に申し訳ありません。何卒お許しください。
なお商標登録については正式に登録完了するには半年くらいかかるそうなので、ホームページ等で記載するのはそれ以降ということで、公開まではもう少しお待ちくださいませ。
ここで最後まで候補として残ったものを、感謝の意味を込めてご紹介したいと思います。
＊ちび木（チビモク）
これは可愛くて非常に気に入っていたのですが、残念ながら商標登録でＮＧとなりました。
＊木霊（こだま）、まめ木霊（こだま）
「木霊」という言葉は、山彦は木の精が答えているのだと考えられていたところから来ているそうで、言葉の意味ではこれが一番だと思っていたのですが、これも残念ながら商標登録でＮＧとなりました。
＊ちびっ子パーク
これも可愛さや親しみやすさで気に入っていましたが、この言葉で検索をすると公園関係でかなり多くのものが出てくるので、最終的に外しました。
当初の予定では最終案を提案いただいた方から３名に賞品をと考えていたのですが、結果的にはお一人しかいらっしゃらなかったので、予定を変更して上記３案をご提案いただいた方でご希望の方には敢闘賞ということでこの5ｃｍウッドを超特別価格にて販売させていただきます。ご希望の方はお知らせください。
ちなみに最終愛称に決まったものは、あまり大きなヒネリはなく、非常に分かりやすいストレートな内容です。いろいろと凝った愛称を考えていただいた方からするとちょっと意外かも知れませんが、最終的にはいろいろ説明しなくてもいいものにしようということで決めさせていただきました。ここであらためて応募いただいた全ての方に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
では今日はこの辺で。
2010年02月19日（金）
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この記事へのコメント
Unknown
DCU-F122Wはかなり興味があります。
ただ、先日通院の帰りにコイズミ無線さんに立ち寄り、勢いでDCU-T113Sを購入してしまったので、予算が…..。
以前ネットワークについてアドバイスをいただいたDCU-T111SとDCU-131K2及びDCU-131A用のボックスは完成済みで、今いろいろネットワークをいじって調整しているところなのですが、DCU-T111SをDCU-T113Sに変更しようかなと思っています。
また、完成したらユーザーコーナーにレポートを報告させていただきます。
Unknown
Y.Y 様
＞勢いでDCU-T113Sを購入してしまったので、予算が…..。
そうでしたか。Ｆ122Ｗは一応限定販売なので、余裕ができた時にごゆっくりとも安易に言えないのですが、まぁどこかの限定ユニットのように発売と同時に完売なんていうことはないでしょうから、先ずはお持ちのユニットを調整されることからやられてもよろしいかと思います。レポート楽しみにしておりますね。
Unknown
じゃあアクティブ5cmの写真を撮ってこようと思ってコイズミさんに行ってみたのですが、まだ展示はされてなかったようです。
T-113Sいいなぁ。うちも予算がアレなので（苦笑）、また亀のようにノロノロ製作になりそうです。
これはこれは……この新製品ラッシュは自己破産モードへの一本道かも(^^ゞ
PARC 様
すごいですねぇ、このところのラインナップ。おまけにどれもこれも個性的で。特に、F-122Wなんて、上品さに少しばかりワイルドさが加わって素敵ですね。これをW3みたいなハコに入れたら、今度はあの孤高のストイックに、少しばかりのシャレっ気が加わって、これまたえもいわれぬ姿形になるかも……なんて想います。
ちょっとわけあって、自分でハコを設計・組立するのが非常に困難な状態なので、せめてちびっこウッドを枡ドライバーにして、今回ご発表のアンプと組み合わせてアクティブスピーカーにすることだけは実現したいと想っています。
もっとも、これ、ちょっと御恩のあった人へのプレゼントになりそうで、自分の手元には残りそうにないんですがね……。
Unknown
keik様
＞コイズミさんに行ってみたのですが、まだ展示はされてなかったようです。
それは大変失礼いたしました。たぶん、このアンプはまだテストサンプルで量産が決まったわけではないので、気を使って展示は控えていただいたのかも知れません。多分店頭でお願いすれば見せていただけるのではと思います。
＞T-113Sいいなぁ。うちも予算がアレなので（苦笑）、また亀のようにノロノロ製作になりそうです。
これは限定ユニットではないので、ごゆっくりしていただいて問題ないかと思います。
Unknown
GX333*25様
＞せめてちびっこウッドを枡ドライバーにして、今回ご発表のアンプと組み合わせてアクティブスピーカーにすることだけは実現したいと想っています。
それは楽しみですね。アンプはまだまだ仕様変更がありそうですが、何とか発売にこぎつけたいと思います。
PARC社の冒険
１０㎝新ユニット、待ってました。
発売はまだ先の様ですね。
バックロード専用ユニットを期待していたのですが、あまり冒険はしなかったみたいですね。
限定品と言う事は早い物勝ちでしょうか？
話は変わりますが、PARC社のコイルは1.2mHが１番大きい値ですが、もっと大きい値（5mH位）が欲しい場合、例えば1.2mHを４ヶパラ接続して5mHにできるのでしょうか？、空芯コイルの場合はロスが多くその様な接続では望む値にはならないそうですが？
いかがな物かお教え願います。
実は１７１ＡウーハーをＷで使用する為の自作ネットワークの図面書きしていて、コイルの値が低い位置になりそうなので、PARC社のコイル使用できるか、考えていました。
らーめん親父さんへ
横レスで失礼します＞皆様
インダクタンスの量を増加させたいなら接続はパラレルではなくシリーズですよ。キャパシタンスならパラですが。
空芯コイルの複数接続で狙ったインダクタンスを得られないというのは、むしろ近接配置で磁気結合が起こってインダクタンスが減少することなのではないでしょうか？
ＤＣＲが追加されることでトータルのインピーダンスが変わり、そのために見かけのクロスが変化することもあるのですが。
Unknown
らーめん親父様
＞バックロード専用ユニットを期待していたのですが、あまり冒険はしなかったみたいですね。
バックロード専用モデルにすると、中低域のあまり出ないバランスでバスレフには全く合わなくなる可能性があるため、今回は極端にそちらにふるのはやめました。ただ現行のF121Wでもバックロードで使っている方が結構いらっしゃるようなので、このＦ122Ｗは更に相性がよくなっているかと思います。
＞限定品と言う事は早い物勝ちでしょうか？
基本的にはそうなりますね。今回のモデルの反響によってはレギュラー商品化の可能性が無いわけではありませんが、私自身もどのような売れ方をするのかは全く分かりません。
コイルについてのご質問はcarriage driver様が詳しく書かれているので、それをご覧ください。ちなみに相互の影響を抑えるためにはコイルの巻き方向をずらして配置するなどの対策が必要ですが、３個以上になると結構難しいですね。
Unknown
carriage driver様
コイルに関してのフォローありがとうございました。ご指摘のとおり、複数個や大きい定数の場合はＤＣＲ増加の影響が出やすいので空芯はやりにくいですね。
ありがとう
carriage driver様
アドバイスありがとうございました。
最近実験でコンデンサーのパラ（並列）接続を頻繁に行っていたので、そのノリで、コイルも
パラで行けると勘違いしていました。ご指摘、感謝します。
シリーズで、どのような音になるか試してみます。PARC社のコイルも1.2mHから色々所有してますから、実験してみます。
ところで、コイルの巻き始めはPARCの頭文字側が巻き始めになるのでしょうか？、参考の為お聞きしました。この質問は代表かな？。
新ユニット５㎝、１０㎝と興味ある商品購入に財布の中身と我家の大蔵省の顔色を見ながらの日々が続きそうですね（笑）。
では、失礼します。
Unknown
らーめん親父様
＞ところで、コイルの巻き始めはPARCの頭文字側が巻き始めになるのでしょうか？
この質問はたまに受けますが、一応方向指示はしてますがあまり気にすることはないかと思います。
＞新ユニット５㎝、１０㎝と興味ある商品購入に財布の中身と我家の大蔵省の顔色を見ながらの日々が続きそうですね（笑）。
まぁ家庭争議にならない範囲でお楽しみくださいませ。
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