2009年03月18日(水)
こんばんは。今日は来月末に発売予定のコアキシャル2モデルについて、ちょっとお知らせです。
やっと価格が決まりました。
*17cmコアキシャル(PPコーン) DCU-C171PP
標準小売価格:17,500円(1台・税込)
*17cmコアキシャル(ウッドコーン) DCU-C171W
標準小売価格:21,000円(1台・税込)
販売価格については、各販売店様にご確認いただければと思います。
現在、最終のネットワーク調整を行っていますが、これも今月末くらいには完了させ、デモ機を販売店様に展示予定ですので、この子たちのことが気になっている方は是非お店でご確認いただければと思います。おそらく、展示と同時に予約販売もスタートするのではと思います。今回日程の関係で初回ロットはそんなに多くないので、ご購入をご希望の方はお早めにオーダーしていただいた方が良いかも知れません。
それともう一つニュースです。フェスタでも多くの方から要望のあったコアキシャル用のキットを発売することを決めました。このキットは、既に発売している17cmパルプコーン(DCU-F171P)にも流用できるようになっており、一つの箱で3つのモデルをお試しいただけるようになりますので、かなり使い勝手が良いのではと思います。このキットについての価格は、後日発表させていただきますが、4月から受注開始にする予定です。キットは少し納期がかかりますので、コアキシャルをゴールデンウィークに楽しみたいと考えられていらっしゃる方はキットを先にご注文いただけますと、ユニットの入荷までにBOXをご用意できるのではと思います。
ちなみにユニット本体の量産前の最終確認は今週無事終了し、フェスタでデモしたものより更に完成度を上げることができましたので、是非お楽しみに。
現在の最大の悩みは、ネットワーク。音質を最優先にするなら、全ての素子をケースでディッピング処理したいのですが、この場合あとでちょっと定数を変えたり、素子のグレードを変更するのができないため、使い勝手は良くないかなぁとも思ったり、PARC Audio初めてのネットワークなのでなかなか悩みは尽きないです。汎用性が一番高いのは、回路図と部品だけをセットにして、ユーザーの皆さんに組み立てていただくという案ですが、フルレンジ派の皆さんにはちょっとハードルが高くなるかなぁとも思ったり・・・。
いずれにしても来週中には結論を出さないといけないので、また最終仕様が決まりましたら、後日発表させていただきます。では今日はこの辺で。
この記事へのコメント
おめでとうございます。
PARC 様
17cmパルプコーンユニットの推奨箱がupされて、「おや」と思っていたら、とうとう正式発表ですね。私自身は当分無理ですが、心からおめでとうございます、と申し上げます。
いつも思うことですが、代表が「商品」とか「品物」とかおっしゃらずに「この子たち」とおっしゃっているのは、何か心がほのぼのとして、どこかうれしくなってきます。
せっかく丹精込めてお作りになったお子さまたちだから、私は長く愛していきたいし、逆にどこのメーカーに対しても「長く愛情を持って暮らしていける『モノ』を作ってくださいよ」と申し上げたいです。
Unknown
GX333+25様
応援メッセージありがとうございます。
この子たちという言い方は、実は私のオリジナルではなく、ソニー時代のある先輩がよく使っていたもので、個人的にはソニーらしくて好きな言葉でした。中には道楽息子もいたりしますが、まぁ世の中に出した以上は一人でも多くの人に愛されてほしいと心から祈っております。
Unknown
きたー!!!!!!!!!!!!!
やはりPPのほうが安いなあー
お金ないからPPでがんばるかな^^
発売は夏ぐらいかな?お金ためとかないとー
PPは中域は13cmPPとやはり似ているんでしょうか?
Unknown
PARC 様
「ソニーらしくて好きな言葉」――なんともいえない雰囲気ですね。私も少し複雑だったりします。
ところで、
>中には道楽息子もいたりしますが、
あらま、どなたが道楽息子なんでしょ?(^_^;)
Unknown
17cmコアキシャル(ウッドコーン) DCU-C171W が欲しい…..。
でも製作まちのユニット(DCU-F131WとDCU-171W)が部屋にころがっている状態だし。
DCU-F171Pもひそかに狙っていたので、同じボックスで楽しめるというのは非常に魅力的ですね。
Unknown
倉田様
発売は何とかゴールデンウィーク前にしたいと、現在奮闘中です。
PPの中域は基本的にはF131PPに似ていますが、バランスがよりフラットになっているので、第一印象は少し違うように感じるかも知れません。
Unknown
GX333+25様
>どなたが道楽息子なんでしょ?
性能的にという意味ではないのですが、せっかく世の中に出たのに、内弁慶でなかなかお嫁にもらわれていかない子がちょっと・・・。
Unknown
Y.Y様
近いうちに17cm3モデルの違いについて書こうと思っていますが、それぞれ特徴がはっきりしていますね。生みの親としては、同じ箱で楽しめることもあり、是非3つともお試しいただけると最高です。ちょっと図々しいかなぁ。
ところで、どれが一番か? う~ん難問です。それぞれ良さがありますので。ただ今回のコアキシャルは、従来のフルレンジ派の方にも抵抗なく受け入れていただけるような自然さが最大の良さではと思っています。
Unknown
>発売は何とかゴールデンウィーク前にしたいと、現在奮闘中です。
ぬお、それはお金がやばい!
だいたいPPで5万円、ウッドで6万ぐらいかなー
塗料とかも含めて。
PPの音は聴いたからウッドにも行ってみたいんですけどね
>PARC Audio初めてのネットワークなのでなかなか悩みは尽きないです。汎用性が一番高いのは、回路図と部品だけをセットにして、ユーザーの皆さんに組み立てていただくという案ですが、フルレンジ派の皆さんにはちょっとハードルが高くなるかなぁとも思ったり・・・。
エンクロージャー作る手間に比べたら、ツイーター側だけのネットワークなら、-12dbでも簡単だと思うけどなあ。
そういえば、中高域はもちろんですが、ウッドとPPの低域の違いも知りたいです。
みっつのユニットが一つの推奨箱というのはちょっと違和感が感じましたが^^;
Unknown
お値段結構頑張りましたね、もう少し上を予想していました。
箱の容量が大きくなるだろうなぁと思って、スルー予定だったのですが、16lで行けるとのことなので、センターspに入れてみようと思います。avフェスタで聴けたのも大きかったです。自分はウッドの音色が好きなんですよね~。やはり、実際に聴いちゃうと欲しくなるもんです。
あとは、同軸で5chにならないように用心しないと(笑)
Unknown
倉田様
2モデルの音質差については、近日中にupしますので、もうちょっとお待ちください。
>みっつのユニットが一つの推奨箱というのはちょっと違和感が感じましたが^^;
基本的にBOX寸法は共通ですが、ダクトについては長さだけを微調整で使い分ける方向で検討中です。最初から共通のBOX前提でユニットを設計したということではなく、結果的に共通BOXで使えるユニットになったとお考えください。
Unknown
keik様
>お値段結構頑張りましたね
はい、ウッドコーンに続くPARC Audioの定番シリーズにしたいと思い、頑張りました。(^^;
基本的にPARCのユニットはあまり大きなBOXでなくても使えるような方向で考えています。というのは、あまり大きなBOXでないとNGというようなユニットは使える環境がかなり制限されるので、結果としてユーザーの方への負担が増えるのではとの思いからです。
ウッドのコアキシャルはほんとに自然な中域ですので、センターには最適ではと感じています。
>同軸で5chにならないように用心しないと(笑)
LCRの3chで十分なのではないでしょうか。(笑)
>同軸で5ch
レポート、楽しみにしております。(笑)
Unknown
>同軸で5ch
さらに、ケブラーのウーハー2発で、サブウーハーも作るんですね!わかります!
Unknown
あ、171Pの推奨箱あがっていたんですね。
板取り図書かないと。
Unknown
>さらに、ケブラーのウーハー2発で、サブウーハーも作るんですね!
なるほど、それは妙案です。
Unknown
メインが映画なんで、サブウーファーが欲しいなと思うときもあるんですが、マトモに作ると結構大きくなりますよねぇ(30Lくらい?)。
うち狭いんで、置くところが無いですね(^^;)
Unknown
keik様
確かに一般家庭でお使いの場合、スペース確保は最大の難問ですね。ただサブウーファーはアンプを個別で使うことが多いので、ある程度能率は無視できるので、ウエイトリングで無理やり下を出すという手もありますね。
ウエイトリング?
ウエイトリングというのは初耳でした。
機会があれば、方法と効果をご教授下さい。
Unknown
こんばんは、
情報収集が遅くて申し訳ございません、4月中に発売ですかおめでとうございます、そこで質問が有ります、
①17㎝フルレンジ3種類の特徴を教えて下さい。(違いはどこに)
②同軸2種類の中域の繋がりは、どんな感じでしょうか
③10L位の箱でも使えますか。
質問が多くて申し訳有りません、試聴出来そうにないので宜しくお願いします。
Unknown
tanukine様
ウエイトリングでの調整はユニットでよくやる手法なのですが、ここのコメント欄で説明するのはちょっと厳しいので、別途ブログのエントリーで紹介したいと思います。これ以外にもユニットの調整法について、今後機会をみていろいろと手法を紹介していきますね。ちょっと企業秘密的なところもあるのですが、まぁそこは太っ腹ということで頑張ります。
Unknown
K村様
>17㎝フルレンジ3種類の特徴を教えて下さい。
これはコアキシャルとF171Pという意味でしょうか?ざっくりとですが、
1)F171P
3モデルの中で一番ホットな中高域を持っているのがこれで、音の熱さや個性という点ではこれが一番かと思います。反面コアキシャルを聴いてしまうと、少しサブコーンの存在を意識することもありますね。この辺はやはりお好み次第というところですが。言ってみれば、ちょっとワンパク坊やだけど憎めない末っ子って感じですかね。
2)ウッドコーンコアキシャル
F171Pほどではないですが、ウッド独特の色気のある中域が最大の魅力です。コアキシャルということで音像定位もバッチリで、フルレンジと比べても違和感は全くありません。さらにトゥイーターの効果で、非常に自然な高域も魅力となっています。いつも陽気で人気者のハンサムボーイって感じですかね。
3)PPコーンコアキシャル
3兄弟の中では一番の優等生。おそらくマルチ派の方が聴いて一番親近感を感じるのはこのモデルかも知れません。バランスは非常にフラットな感じで、PARCのPPコーンらしく軽量で音離れの良い、非常に耳疲れのしないさわやかな音となっています。スピーカーにあまり個性を求めないユーザーにはこれが一番相性が良いかも知れません。あんまり出しゃばらないけど、内面はしっかりしている優等生の頑張り屋さんって感じでしょうか。
>同軸2種類の中域の繋がりは、どんな感じでしょうか
同軸は2モデルともに中域のつながりは非常に自然で、ブラインドで聴いたら2wayとは気がつかないのではと思います。ウーファーがNWレス(ダイレクト接続)というのも効いているのではと思います。
>10L位の箱でも使えますか。
実際にテストしたわけではないので断言はできませんが、シミュレーションで見る限り、特性上は問題ないように思います。ただ、せっかく17cmをつかうのであればやはり16Lくらいは使われた方が、低域がしっかり出せるのでよろしいかと思います。
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