こんばんは。ちょっと大げさなタイトルですが、今日は株式会社ドリームクリエーションの第3期決算が無事終了しましたので、そのご報告とお礼です。
うちは9月決算なので、だいたいの数字は10月頭には分かっていたのですが、正式決算となると経費処理の扱いとか素人では分かりにくいことがいろいろあって、正式な数字は契約している税理事務所からの報告を受けて知るといった感じです。
で今日その最終打ち合わせがあり、おかげさまで小額ながら前期(第3期)も無事黒字決算とすることができました。 ここに弊社をご支援いただきました沢山のユーザーの皆様、お取引先の販売店様、また弊社製品をご採用いただきましたメーカーの関係者様に心からお礼を申し上げます。
思えば昨年9月のリーマンショックから始まった前期で、当初はこれからどうなるんだろうと不安が頭をよぎりましたが、幸運なことに予期せぬOEMビジネスが決まったり、春に発売したコアキシャルも好評だったりと、まぁちょっとラッキーだった感もある前期でした。特にOEMのあるモデルなどは当初全く予想していなかったので、うちとしては神風が吹いたようなもので、ちょっとできすぎかなぁと。
でもそんな神風が何回も吹くとは思えないので、今期はと言うとそう楽観できる状況ではないなぁと考えています。前期そこそこの金額があった技術コンサルタントの案件は取引先の事情により今期は期待できませんし、なにより今期から消費税の課税対象事業者となっちゃうんですね。今日の打ち合わせで、参考として前期の売り上げ内容で消費税を支払う場合の金額を聞いてちょっと驚きました。そうか、今期からはそれぐらいの金額が利益から消えていくんだなぁと・・・。まぁこれは企業としては当然の義務なわけでしょうがないのですが、今まで優遇されていた身としては正直かなり痛いです。
今期もPARC Audioとしていろいろと面白いモデルを出していこうと考えていますが、正直このエリアだけで会社を維持していくのはきついので、OEMの方も引き続き頑張っていこうと考えています。私の理想は、大型のOEMの案件を何件か決めて会社としてのキャッシュカウにして経営を安定させ、その上でPARCとしての新しいチャレンジをいろいろとやっていければと考えているのですが、はたしてどうなることやら・・・。
PARCとしての新車効果もそろそろ終わり、お取引先からも、「まぁいろんな新しい会社が過去にあったけど、最初ちょっと売れても数年経つとだんだん売れなくなって・・・・・」みたいな話をよく伺いますし、今期は本当に勝負の年かなぁと考えています。 来年の今頃も、何とか皆様に嬉しいご報告ができるよう精一杯頑張りますので、何卒今後ともご支援ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
2009年11月20日(金)
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この記事へのコメント
Unknown
まずは、黒字おめでとうございます。
>OEMの方も引き続き頑張っていこうと考えています。私の理想は、大型のOEMの案件を何件か決めて会社としてのキャッシュカウにして経営を安定させ、その上でPARCとしての新しいチャレンジをいろいろとやっていければと考えているのですが、はたしてどうなることやら・・・。
日本の自作ユーザーだけだとどうしても市場が小さくなってしまいそうですね。
おめでとうございます。
PARC 様
昔風にいえば、「これで無事、年を越せそうです」というお話しでしょうか。おめでとうございます。
「いろいろとラッキーに恵まれて」とか「新車効果」とかご謙遜ですが、日々の努力とチャレンジなくしてラッキーを呼び込むこともつかまえることも叶いはしないでしょう。
それに、残念なことに、この驚異の響きを知らない人が多いことを考えれば、まだまだ「新車効果」などとおっしゃる段階ではないでしょう。
むしろ、なんかぱぁっと売れて、あっという間に大きくなったけど、気がついたら消えていた、というバブルみたいな会社のほうが多いこと多いこと。そういうところ、たいていは「こけおどし」が多いんですよね、良く見ると。
ですから、また「あっ」と驚くようなチャレンジを見せて聞かせてくださいね。
Unknown
倉田様
>日本の自作ユーザーだけだとどうしても市場が小さくなってしまいそうですね。
残念ながら、否定はできませんね。F社の営業の方も嘆いておられました。でもPARCは何とかこの市場を盛り上げるよう頑張りますので、ご支援よろしくお願いいたします。
Unknown
GX333+25様
>むしろ、なんかぱぁっと売れて、あっという間に大きくなったけど、気がついたら消えていた、というバブルみたいな会社のほうが多いこと多いこと。そういうところ、たいていは「こけおどし」が多いんですよね、良く見ると
PARCもそういうふうにならないよう、無理をせず、身の丈でまじめにやっていこうと思います。
>ですから、また「あっ」と驚くようなチャレンジを見せて聞かせてくださいね。
はい精一杯頑張りま~す。
PARCサポーターの責務についての考察
試聴や展示をもっとあちこちできればねぇ・・前も書いた気がしますが、お店をやってるユーザーさんとかいないかなぁ・・
Unknown
本日、会社帰りに本屋さんによってオーディオ雑誌を購入したところ、Audio Accessory(135)に聖新陶芸さんの新作がカラーで掲載されていました。
先日話題に出ていたモデル”Feel”はDCU-F121Wを使用したバスレフ型でしたが、今回の製品”アルフィー”はDCU-F121Wを使用したバックロードホーンだそうです。
どんな音がするか聴いてみたいものです。
名古屋市にあるノムラ無線さんに各モデルが展示されていて、視聴できるみたいですが…..。遠い。
Unknown
M田様
>試聴や展示をもっとあちこちできればねぇ・・
確かに今でも「どこで聴けますか?」というお問い合わせをよくいただきます。これはPARCの最大の課題ですね。
ただこれ以外でもっと簡単に皆さんに協力していただける簡単なこともあります。それはまた後日エントリーにて。
Unknown
Y.Y様
情報ありがとうございました。いろいろとバリエーションがあるようですね。ちょっと雑誌はまだ確認できてないのですが、評価はどうだったのか気になりますね。
Unknown
F社がだめなら、なんかどこもだめそうですね^^;
そういえば、半田付けもいらないスピーカーの組立てセットを販売しているメーカーがあったと思うのですが、PARC Audioからもそういった製品があると工作が苦手な人も取り込めないでしょうか。
需要あるかな?
場
こんにちは.
試聴場所ですが, ヒマな時ならうちの仕事場つかえるかもです. アフター5ですが.
地下の工場なので, 周りを気にしないで音が出せます.
いかがなもんでしょう?
Unknown
倉田様
>半田付けもいらないスピーカーの組立てセットを販売しているメーカーがあったと思うのですが、PARC Audioからもそういった製品があると工作が苦手な人も取り込めないでしょうか。
半田付けをなくすというのはそんなにハードルは高くないのですが、簡単お手軽にすればするほどキットとは何ぞや?という基本的な疑問にぶつかりますね。(笑) ユニットをネジ止めすれば完成というようなほとんど完成品に近いようなものを求めている方もいっらしゃるのでしょうか? なかなか難しいところです。
Unknown
nhaka様
貴重なご提案ありがとうございました。そう言えば以前同じようなご提案をいただいたことがあったことを思い出しました。その時はまだまだデモ品も十分用意できてなかったのでそのままになっていましたが、そろそろPARCもこういう変則技(笑)も検討すべき時期になったのかも知れません。
ただ機材はこちらで用意できたとしても、一般のお客様がいろいろ訪問されてお邪魔にならないのかが非常に心配ですね。
Unknown
>半田付けをなくすというのはそんなにハードルは高くないのですが、簡単お手軽にすればするほどキットとは何ぞや?という基本的な疑問にぶつかりますね。(笑)
ずばり!スピーカーの仕組みをしってもらう!
25才ぐらいまで、パッシブスピーカーとアクティブスピーカーの違いを知らなかった私がいますw
10cmウッドコーン購入しました
PARC Audio 代表様
先日、スピーカーの件で架電させて頂きましたJazzインハートと申します。今後とも宜しくお願い致します。久しぶりのオーディオ回帰です(約20年ぶり位)。皆さんからブーイングされるかもしれませんが、ウレタンエッジのJBL好きです(エッジの耐久性の無さは、ユーザーフレンドリーではありませんが、この音が好きなでしょうがないです)。
ではなぜ、今回PARC Audioのスピーカーを選んだのかと言う事ですが。。。
先ずオーディオを再開するにあたり、現有のオーディオ機器をメーカーにてオーバーホールしました。オーディオラインも見直して交換しました。しかしながら最初にJBL4343BWXから出てきた音は昔の感動がありません。装置の経年変化とかそう言う話ではなく”音の好みが変わったような”そんな感じです。その後、耳鼻科で計測してもらった耳の周波数特性は、低周波も高周波も大変衰えているとの結果でした。こんな駄耳でオーディオ再開するの?と言うジレンマもありましたが、自分が求めている音は”空間合成”なのだと認識しました。各楽器の粒立ちや、楽器が空間を持って定位すること、Jazzボーカルの口が小さいこと、アップライトとグランドピアノの差が分ること、などです。PARCのスピーカーはどうなんでしょうか?と言うのは、BLOGの皆さんの記事を見て、初めて音を聴かずに購入したスピーカーなんです。昔は自作スピーカーを何セットも製作しました。友達の家にあったアルティック604Eを聴いた衝撃で、同軸スピーカにもあこがれましたが、結局、私はアルティックのパンケーキ、JBLのユニット、F社のユニットを使って自作を楽しんでいました。中島平太郎さん、長岡先生の本を読んで勉強もしましたが、バックロードの音になじめず、今ある自作スピーカはF社の10cmスリットバスレフのみになってしまいました。このF社ユニットの音の張り出しや明るい音色、高音のひずみっぽい感じが、今の駄耳には我慢できなくなったので、PARCに交換してみようと思い立った次第です。もし、ユニットと箱の相性が悪かったら、素直に推奨箱へ移行しようと思います。ただ、基本的なスピーカーユニットの音色チェックは既存の箱でも出来るので、PARCの音が自分向きかどうかは追ってご報告させて頂きます。
調整等で色々ご教授をお願いすることがあるかもしれませんが、宜しくお願い致します。
長文失礼しました。
PS:代表からお電話で示唆頂きましたように、メーンスピーカにもなりえる17cmのコアキシャルユニットにも興味深々なのですが、先ずは10cmウッドコーンから入ってみたいと思います
。
Unknown
早いもので私が始めて御社の10センチウッドコーンをWEBで観てから3年ですね!
DCU-F121Wはほんと優等生でなんの不満も無いのですが、人間、欲にはきりがなくDCU-F131Wに変えるかマルチにするかとか考えてます。
実はDCU-C171Wを予定してたのですがネットワークがどこも完売です。
10月に決心してればコイズミ無線に在庫があったのですがすでに完売となりました。
残念。
とりもなおさず決算おめでとうございます。
巷では年越しもできない人であふれかえる格差社会ですが、・・・・
なんか貧困者とお金持ちが同居する日本ってなんかおかしいですね。
では、また、失礼します。
Unknown
倉田様
>ずばり!スピーカーの仕組みをしってもらう!
なるほど、そういう考え方もありますね。オーディオ業界の現状を考えると、メーカーとしてはもっとユーザーの裾野を広げるような努力をしなければいけないのではとも思います。
Unknown
Jazzインハート様
>ただ、基本的なスピーカーユニットの音色チェックは既存の箱でも出来るので、PARCの音が自分向きかどうかは追ってご報告させて頂きます。
レポート楽しみにしてますね。是非これをきっかけとしてオーディオの世界にどっぷりとつかっていただければと・・・。やりがいのある趣味ですから。
Unknown
I.Y様
>早いもので私が始めて御社の10センチウッドコーンをWEBで観てから3年ですね!
時の経つのはほんと早いです。
>実はDCU-C171Wを予定してたのですがネットワークがどこも完売です。
これについては、近いうちにうれしいご報告ができるかと思いますので、楽しみにしていてください。
SA様とJAZZインハート様
DCU-F171Pを鳴らして4ヶ月、代表やユーザーの方からいろいろとコメントをいただきありがとうございました。その後、SA様とJAZZインハート様の投稿を拝見しますと、次はDCU-C171Wを購入することかな(来年の楽しみ)と思っています。ちょうど、私のポジションがスピーカー自作派でなくて、SA様とJAZZインハート様のようにスピーカーの完成品を聴いて、それに飽き足らずPARC AUDIOにたどり着いたということでした。ですから、比較対象が完成品のスピーカーになるのです。つまり2ウエイとの比較になります。実は私の自宅はHASEHIRO AUDIOの近所にあります。そこでフルレンジを聴かせてもらって、箱鳴りのない音はいいなと思いました(それまでタンノイの箱鳴りになじんでいたので)。そこでフルレンジからやり直してみよう(PE-16以来、38年ぶりです)と思いました。フルレンジは16cmという古い世代(古レンジ)の固定観念があったもので、PARCではDCU-F171Pから始めてみました。代表はじめご意見をいただいて拙宅のDCU-F171Pは良く鳴っていると思いました。これ以上を求めるとDCU-C171Wかな、とわかってきました。それの対抗がD社の140とか110ですね。ネットで調べてよくわかりました。SA様の「解像力が不満」と言われたのも、文脈を追っていくと、駆動する真空管アンプに起因するようです。
DCU-C171Wが市販の2ウエイに対抗するユニットというのが明らかになってきました。拙宅での対抗戦は来年の楽しみです。コアキシャルといえばアルテックの604が社名は変わったものの再生産されています。この小型モデルというか、
17~25cmあたりのコアキシャルの定番が求められているのではないでしょうか。DCU-C171Wの強みは能率が90dBあるということ、海外製は85dBです。つまり真空管アンプ向き、拙宅の傍熱管シングルの3Wくらいの出力でもDCU-F171Pはよく鳴っています。
長くなりましたが、何か年末の挨拶みたいになりました。今後もよろしく。
Unknown
RS様
>DCU-C171Wが市販の2ウエイに対抗するユニットというのが明らかになってきました。拙宅での対抗戦は来年の楽しみです。
ありがとうございます。またレポート楽しみにしておりますね。
DCU-F171Pその後
前の代表よりDCU-F171Pの高域の暴れ対策として、下記コメントをいただいておりましたが、このとおりの対策で成功しました。
-サブコーン固有の弱点としてサブコーンとコーンの間での共振があり、これの対策としてはサブコーンの背面に軽い吸音材を少し入れるということがあります。吸音材としてはミクロングラスをお勧めします-
休日で時間がありましたので、サブコーンの背面に両面接着テープをところどころ貼り、その上に少しづつグラスウールを貼り付けてみたところ、共振音が止まりました。全体に高域がまろやかになりました。原因はコーンとサブコーンの間の共振だったようです。私の買った個体だけの問題か、DCU-F171P全体にこういう問題があるのかわかりませんが、ユーザーの方で気になる方は追試されてみるといいかも知れません。高域をむしろ減らすほうの対策でした。
Unknown
RS様
対策がうまくいったようで何よりです。
>私の買った個体だけの問題か、DCU-F171P全体にこういう問題があるのかわかりませんが、
前にも書いたように、この件はサブコーンを持つ全てのユニットに共通する本質的なことで、このモデル固有のことではありません。ただそのポイントが気になるかどうかということですが、一般論としてF171Pはサブコーン付きの中では比較的その点が目立ちにくいユニットではと思っています。世の中には、もっと中高域が歪っぽいユニットは沢山ありますので。
サブコーンは初めてでした。
富宅様
そうだったんですか。サブコーンは初めてだったもので、高域の荒さがエージング不足なのかと、鳴らしこんでいたのですが、4か月もたつとこれはエージングではとれないな、と思いコメント欄に投稿しました。教えていただいて助かりました。私のものだけでなく、F171Pはすべてこういう傾向があるのでね。気にならない方も多いようですが、私はこれではC171PPに買い換えねばと本気で考えました。「サブコーンの背面にグラスウールを」の対策後、本当にいい音になりました。レンジはやや狭くなるのですが、その分、音が中低域に寄ってきていい感じです。これで我が家のメインシステムの座を確保した感じです。コンプレッションドライバーだの38cmウーハーだの色々聴いてきましたが、求めていた音がここにあります。17cmのフルレンジで本当に実現しました。対抗馬のDENONのSC700の18cm2ウエイ(ネットワークのコンデンサはPARC製に交換済み)と音色が実によく似ていて、実力は拮抗しているが、音の生々しさでF171Pに軍配を上げたいところです。SC700は20年前の価格で45000円ですから、PARCの価格も値頃ということではないでしょうか。海外製品の値付けはあてになりません。
ともあれ、サブコーン付きのスピーカーでの高域の荒れは知っている人にとって常識化しているようですが、それを知らずに購入してエージングでこの高域の荒さが取れないな、と悶々とするユーザーもいるということです。富宅様が技術者としての実力、見識、人格ともに優れた方だから、こうやって対応していただけたが、このあたりがオーデイオの落とし穴かと、と昔を振り返ると思い当たることが多くあります。
「サブコーンの裏にグラスウール」まさに裏技ですが、ここらあたりが真のオーデイオ道か。プロの技の公開これからもよろしくお願いします。
Unknown
RS様
>サブコーン付きのスピーカーでの高域の荒れは知っている人にとって常識化しているようですが、それを知らずに購入してエージングでこの高域の荒さが取れないな、と悶々とするユーザーもいるということです。
音に対しての印象は人それぞれなので、サブコーン付きの中高域でも気にならない方も沢山いらっしゃいますし、一言で片付けるのは難しいですね。先日あるところで数百万円するというサブコーン付きの超弩級ユニットを聴く機会がありましたが、さすがに中高域でのクセもなく非常に素直な音をしていましたね。でもそれと同時に、フルレンジでの限界を感じたことも事実で、価格を考えると私ならあの価格なら別の手法で攻めるなぁとも思いました。
>「サブコーンの裏にグラスウール」まさに裏技ですが、ここらあたりが真のオーデイオ道か。プロの技の公開これからもよろしくお願いします。
実は始めて販売店様にサブコーンのサンプルユニットを持ち込んだ時に、この手法を使ったものもあったのですが、「こんな手法は商品ではないよ」と簡単に却下されちゃいました。私は真剣に考えていたのですが(^^;
Unknown
富宅様
オーデイオをやっていて、求めていた音に会えた瞬間「ああ、これだ」という瞬間がありますね。今回の「
サブコーンの裏にグラスウール」はまさにこれで、感動ものでした。歪がとれただけでなく、クラシックを聴いても、ジャズを聴いても決まるのですね。レンジはやや狭いが、中低域に寄った音の快感、いいものでした。この音ならずうっと付き合っていける、そんな感じでした。
これと逆に音の歪とか、ある部分が気になりだすと、そこにばかり気が取られ、それが機器の買い替えにつながります。オーデイオ商売はこんなことで成り立ってきたのではないかと思うのですが。そんな商売も通用しない世の中になったのか。近くのオーデイオ店は悉く店をたたみました。
こういうオーデイオ環境の中で、PARC AUDIOが創業されたように思います。素人はシンプルに徹することと、フルレンジとシングルアンプに的を絞りましたが、成功しました。
Unknown
>これと逆に音の歪とか、ある部分が気になりだすと、そこにばかり気が取られ、それが機器の買い替えにつながります。
ユニット屋の私は、仕事柄こういうことは結構ありますが、趣味でやる時にそんな感じになると本末転倒ですね。まぁいずれにしても、満足できる結果が出せて本当に良かったです。
ただ一応F171Pの名誉のために言っておくと、オリジナルのままでも十分満足されている方も沢山いらっしゃいますので、この対策についてはケースバイケースかと。
>素人はシンプルに徹することと、フルレンジとシングルアンプに的を絞りましたが、成功しました。
確かにシンプルという点ではフルレンジは最高ですね。でもコアキシャルも推奨NWを使えば、あまり考えなくてもまた素晴らしい音を出してくれますので、機会があればそちらも是非お試しください。きっとまた別の世界がありますよ。
10cmウッドコーン、視聴報告
PARC Audio代表様
視聴レポート、長文で失礼いたします.
昨日スピーカーユニットが到着し、早速既存のボックスを改修してユニットを取り付けました。
下記装置での視聴です。
1.スピーカーボックス:長岡式BS-3スリットバスレフ(昨日までF社FE103、10cmユニットが入っていました)。スピーカー取り付け穴のみ広げただけで御社ユニットが取り付きました(ねじ穴位置同じ)
2.パワーアンプ:デジタルパワーアンプ(25W)
3.音源:iPod、非圧縮音源及びMP3でパワーアンプ直結と切り替えてCDプレーヤ直結
4.視聴位置:スピーカー中心距離1.8m、視聴位置1.8mの正三角形の頂点
以上により、Jazz、ボーカル、インスツルーメントでの評価です。音量は最初からMAXです(パワーアンプボリューム位置、午後3時)最初の印象は聞き疲れしない音、正にその通りでした。そうかと言って、高音や低音が抑えられてるわけでは無く、私の駄耳では高音/低音とも必要十分でした。特に低音(120~80Hz位でしょうか)はF社ユニットと比較して驚くほど出ている印象です(指定箱ならどんな感じになるのか興味があります)。又、フルボリュームでもスピーカーが破綻しないのは本当にリッパ。各楽器の音離れは水準以上ですが、さすがに多くの楽器が混ざり合うユニゾンでの解像度は気になりました。又、音の厚みはあるのですが空間合成は視聴位置に大きく依存するものの、もう少し奥行き感があればと感じました。
良かった点、もう少し頑張って欲しい点を記述しましたが、総合的にはF社ユニットからPARC Audioに交換して満足しています。
又、視聴していて驚いた事の一つは、このスピーカーユニンットはオーディオ装置の能力をもろに表しますね。再生装置のグレードアップが楽しくなるスピーカーユニットだと思いました。又、音楽ソースの良し悪しも分かり易いユニットだと思います。JBLでは何を聞いてもJBLですけど、このスピーカユニットでは録音の良し悪がはっきり分かりました。例えば残響の多い録音は以前にも増して嫌らしく聞こえたし、良い演奏(CHARLIE HADEN “Now is the Hour”アルバム番号314 529 827-2)では(今までは再生が非常に難しい演奏だと思っていました)JBL 4343BWXで聞くよりこのスピーカーユニットで聞く方が楽しく聞けます。
ただし別の演奏では、本物の音が表現されているか少し疑問がありました。ジョーヘンダーソンのテナーサックスはセルマーマーク6なんですが、このスピーカーの音はマーク6の音とはちょっと違う、もっと現代的なサックスの音のように聞こえました(私もマーク6を使っています。。。重箱の隅をつついているようですいません)
*総合的には満足です。このblogが本当に役に立ちました。ユーザーの皆さんに感謝です。こうなるとサウンドがナチュラルなPPコーンとか、コアキシャルユニットが気になります。ああ!オーディオ地獄が待っているかも。。。
長文失礼致しました。
サブコーンの裏にグラスウール
富宅様
代表はこう書かれていましたね。
>「サブコーンの裏にグラスウール」について—
実は始めて販売店様にサブコーンのサンプルユニットを持ち込んだ時に、この手法を使ったものもあったのですが、「こんな手法は商品ではないよ」と簡単に却下されちゃいました。私は真剣に考えていたのですが(^^;
こういうアイデアを販売店が退けるんですね。ところが、私のようなユーザーのところでこのアイデアが生きている。インターネットの時代の商売の特徴はこういうところがあるのではないでしょうか。仲介を通さずダイレクトに設計者に質問できるのです。(ただし相手は代表のように実力者であることが条件ですが)
この地方では販売店というものがないのですが。オーデイオ店は壊滅状態です。顧客をうまく育ってこなかったのですから当然です。
F171Pはサブコーンの裏にグラスウールを貼ってベストのバランスになりました。仮に高域の歪が気にならなくてもトーンコントロールのようなことがスピーカーのコーン紙上でできるのですね。これこそはスピーカー自作の醍醐味かもしれない。これはやって、実に面白いと思いました。そうなると今度はサブコーンは面白くなってくるのです。
あまり商売向きでないかも知れませんが、このあたりが趣味というものではないでしょうか。こうした掘り下げをやってみたいのです。深く掘り下げるから長く続くものではないでしょうか。
Unknown
Jazzインハート様
長文のレポート、本当にありがとうございました。コメント欄ではもったいないので、近いうちにユーザーコーナーにもupさせていただきますね。
いただきましたコメント(課題)に関しては、今後の開発の参考にさせていただきます。ちょっと10cmとしてはハードルが高いですが。(笑)
>ああ!オーディオ地獄が待っているかも。。。
いやいやオーディオ天国ですよ。(笑)
夢中になれる趣味があるということは最高に幸せなことだと思います。
Unknown
RS様
>深く掘り下げるから長く続くものではないでしょうか。
同感です。この辺がメーカー製の完成品スピーカーとの決定的な違いだと思います。まぁこれからも微力ながらいろいろな情報を発信していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ユーザーコーナーの件
PARC Audio代表様
私のつたない視聴レポートでも、皆さんのご参考になるようでしたら、ユーザーコーナーへの投稿をお願い致します。その際はタイプミス等修正頂けたら有難いです。
Unknown
Jazzインハート様
ユーザーコーナー用のメールありがとうございました。近日中にupさせていただきますね。
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