まいった。

2011年06月11日(土)

こんばんは。今日はちょっとだけ愚痴を書きます。(お許しを)

 

ここのところ中国の値上げ攻勢が止まりません。既にお話したMOQ(最低発注数量)の引き上げに加えて、今年になってから毎月のように値上げの話が来ます。ほんともう工業製品というより、高級寿司(時価)って感じです。(^^;

 

値上げの理由はいろいろで、中国元とUSDとの為替レートが悪化しているとか、工員の給料が40%も上がったとか(ほんまかいな?)、いろんな原材料が軒並み上がっているとかですが、まぁいずれにしてもほんと売り手市場って感じで閉口します。他の業者に聞くと、うちほどはひどくないところもあるようですが、PARCのような細かい要求を聞いてくれるところはそんなにないので、今は我慢のしどころかと思ってます。こういうご時世なので、出来るだけ企業努力で吸収するようにしたいとは思っていますが、なかなか限界もあり、現在の在庫が切れて新規に発注するロットからは少し価格アップをすることになるモデルもあるかも知れません。もし既にお目当てのモデルがお決まりの方は、お早めに購入された方がよろしいかも・・・・。

 

で一番頭が痛いのはプロジェクトFです。これも磁気回路などの大型切削パーツは中国手配なので、当初の企画原価よりも最近コストがじりじり上がってきています。原価ありきで設計するモデルではないのですが、あまり高くなりすぎて絵に描いた餅になってもしょうがないので、ほんと困ったモンです。幸い、今のところ音の方は順調に来ているので、何とか年内には出せればと思っているのですが、どうなることやら・・・・。

 

今日はちょっと暗い話になりましたが、次回はプロジェクトFの技術ポイントについてちょっと書きたいと思います。では今日はこの辺で。

この記事へのコメント

GX333+25 2011.6.11

PARC 様

 仕事柄、こうした調査レポートには一応目を通していますが、経営者としては本当に頭の痛い話だと思います。

 中国国内の労働コストの上昇は事実のようで、昨年から今年にかけて、内陸部の所得の伸びは沿海部のそれを上回ることが確実で、この傾向は当分続くようです。中国政府にとっては、格差是正ということで政策の達成を意味するんでしょうが、特に広州地区のように内陸の安い労働力を季節的に雇い入れてグローバル経済の輪の中に入って競争力を付けた所には、さしずめ「リーマン・ショック」以上の構造的な問題(=輸出産業の空洞化)としてのしかかることになるでしょう。現に、日本の産業用ロボット大手が、中国市場を今後有望と見て進出を加速している、という情報はこれを裏付けると言えるでしょう。

 もう一つUSDとRMBの関係ですが、これは非常にデリケートな問題を抱えているらしく、なかなか情報が入ってきません。しかし、問題の所在は北京よりむしろワシントンにある、という説が有力のようです。当面の最大の問題は、アメリカ議会がすっかり「永田町」化してしまって、国債発行の上限を2兆ドル引き上げる法案のメドが立たないという恐ろしい話です。

 なんでも、民主党は共和党に対して「ブッシュ流の金持ち優遇減税政策をやめろ」といい、共和党は民主党に「社会保障のばらまきをやめろ」と言って、お互いに聞く耳を持たないのが原因という、まさに永田町そのものの状況にあります。財務省スジでは、2兆ドルでも8月いっぱいもつかどうかという懸念もあるようですが、すでにアメリカの財政赤字はGDP比100%、しかも日本と違って、タチの悪いことにその大半が外債(そもそもアメリカは世界最大の純債務国)だということで、これがデフォルトに陥ったら何が起こるか考えるだけでも恐ろしい、というわけか、アナリストも「思考停止」状態に陥っているように見えます。

 中国はこうした情勢をすでに3~4年前に見越していて、決済通貨としてのドルがどこまで持ちこたえられるか危惧して、SDRを代替決済通貨とすべしという主張をしてみたり、日本円の買い越しをやっていたり(かなりの額に上っているようですが、実体がよくわかりません)で、それがまたアメリカの神経を逆なでして……という厄介な事態のようです。

 そこへもってきて、ヨーロッパの財政危機は文字通り危機的な状態で、ギリシャの次はどこか、というとき、ドイツ以外話題に上らない国はない、というくらいのひどさに加えて、その当のドイツでにわかに起こった食中毒騒動、感染源を特定できないまま、各国で責任のなすり合いが始まってしっちゃかめっちゃか……そこへ東日本大震災の影響がじわじわとボディブローのように効いてきている、というとんでもない世界情勢のようです。

 それにしても、なんでこんな、地球表面積のたった0.2%しかない国が、そんな大国相手に対等以上の役が張れるのか、実は私にはそれが最大の謎なんですが、たぶんその理由は、その場その場にプロ中のプロがしっかり控えていて世の中を支えているから、と解釈しています(逆に、先見性ある優れた指導者が優れた指導力で国家を運営しているから、という理由は絶対にない)。

 で、スピーカーの世界では、われらが冨宅代表がデンと構えてプロジェクトFを進行中というわけですから、お正月のおみくじではありませんが、まぁまぁ「吉」とはいえるんじゃないか、と……甘いかなぁ――ほんと、現状分析にさっぱり自信が持てません。

nhaka 2011.6.11

ご無沙汰しています.
中国方面は大変ですね…

PARCのユニットは “聴けば違いが分かる” ものなので,
多少コストが上がっても, 聞いてもらえる場を作っていけば, シェアの拡大出来るのでは, というのは楽観過ぎでしょうか.

震災も3ヶ月になり, 関係者方々の疲労もピークに達していると思います.

インフラも性擬された今, 生活必需品のニーズよりか, そろそろ, リラックスできる時間のニーズが高まっているのではないでしょうか?

ここで, オーディオファン(特に自作系の人)なら, 自宅に1台や2台眠っているユニットがあると思います.

寄贈品を社長一人が負担すると大変ですが, PARCユーザで1台ずつ期間限定でも寄贈して, 役に立ててもらえれば, PARCの輪が広がっていくと思います.

(主力のウッドコーンは見ているだけで癒し効果があると思います.)

中国がらみの交渉は, 日本の弱り目なので強く出るのは努力の割にはパフォーマンスが厳しいと思います.

比較的安価なデジタルアンプとの組み合わせで, 被災地に巡礼コンサート企画などはどうでしょうか?

愚痴とおっしゃいながらも, 攻めの姿勢が感じられてなによりです. ユーザー共々応援しています.

parc 2011.6.11

GX333+25様

長文のコメントありがとうございます。

>スピーカーの世界では、われらが冨宅代表がデンと構えてプロジェクトFを進行中というわけですから、お正月のおみくじではありませんが、まぁまぁ「吉」とはいえるんじゃないか、と……

デンと構えてとまではいきませんが、出来るだけのことはやりたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。

GX333+25 2011.6.11

PARC 様

 ついつい長文になってすみませんでした。おまけに駄文ですから。

 さて、

>応援よろしくお願いいたします。

 もちろんですっ! もし「お金持ち」なら、応援だけじゃなくって、出資者になって応援したいくらい待ち焦がれてますから。

 なんか、きっと「まっすぐな音」のするスピーカーになりそうな予感があるんです。

parc 2011.6.11

nhaka 様

>寄贈品を社長一人が負担すると大変ですが, PARCユーザで1台ずつ期間限定でも寄贈して, 役に立ててもらえれば, PARCの輪が広がっていくと思います.

実は震災後に、PARCのキットを被災地に寄贈することを検討していたのですが、実際にやろうとすると、どこに渡せばよいか? 入力ソースは? 音源の著作権はどうする? などいろいろとややこしい懸案事項が出てきて結局断念した経緯があります。スピーカーだけ持って行ってもソースやアンプが無いと音は出ませんし、特にソースはお好みが人それぞれなので、こちらで用意するには限界があると思うのです。

こういう時、スピーカーとはアンプや入力ソースがあって始めて機能する受動的な機器であることを痛感させられます。

>比較的安価なデジタルアンプとの組み合わせで, 被災地に巡礼コンサート企画などはどうでしょうか?

これは少しやり方があるかも知れませんね。

>愚痴とおっしゃいながらも, 攻めの姿勢が感じられてなによりです. ユーザー共々応援しています.

ありがとうございます。精一杯頑張ります。

nhaka 2011.6.12

PARC様.

早速の御返信ありがとうございます.

確かに支援の方法は難しいですよね…

どこに連絡, というとこのへんとか
http://www.charity-platform.com/shien/index.html

音楽ソースに関しては (ちょっと違うかも)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110427/dms1104271541009-n1.htm
ミュージシャンがチャリティソングをいろいろ出しているようです.

個人の好みで, というと最後はyouチューブや,
被災された方のiPod (あればですが) をつなげるようにできればいかがでしょうか.

アンプも, 多分, PARCユーザの家で眠っている物があるのではと思います. (うちにも1台真空管の小さいのが眠ってます.) なので, 呼びかけてみられてはいかがでしょうか.

parc 2011.6.12

nhaka様

情報ありがとうございます。
ただやはり今ある支援団体の活動内容を見る限り、オーディオ機器の提供ということとは少し違う感じですね。被災者全員に配布できれば問題ないのですが、本当に限られた台数でやるとすると、どうしても避難所とかに限られるでしょうし、そうなると静かにしていたいという方との遮音の問題をどうするかなど、いろいろと調整項目がありそうです。

>個人の好みで, というと最後はyouチューブや,
被災された方のiPod (あればですが) をつなげるようにできればいかがでしょうか.

あくまで予想ですが、着の身着のままで避難している方がipodなどを持っている可能性はあまり無いのではと感じます。やはりやるなら、こちらで入力機器からソースを含めて全て用意しないとダメではないかと。う~んハードル高いです。

kasiwaya 2011.6.14

ご無沙汰しております。
こちらも材料の値上げは大打撃で、特に昨年からのネオジの暴騰は致命傷になる可能性もあり代替案の検討に奔走しています。
クルマ業界と取り合いになったら勝ち目はありませんし、困ったものです。
小ロットのParcさんは、さらに状況は厳しいものと想像できます。
早く相場が落ち着くことを祈るしかありませんが、簡単にはじけそうもないですね、この素材バブル・・・。

ところで先日、太朗の取引先を回った時に偶然、ウッドコーンを拝見しました。
馴染みの場所のすぐお近くで作られているようで、つくづく業界の狭さを感じました(笑)

先般から13cmも使わせて頂き、癒されています。
今後も、高騰に負けずがんばってください!

parc 2011.6.14

kasiwaya様

>早く相場が落ち着くことを祈るしかありませんが、簡単にはじけそうもないですね、この素材バブル・・・。

今日もTVで中国の消費者物価指数上昇率が前年比5.5%と報道されていましたが、しばらくは値上げモードは止まらないでしょうねぇ。

>ところで先日、太朗の取引先を回った時に偶然、ウッドコーンを拝見しました。馴染みの場所のすぐお近くで作られているようで、つくづく業界の狭さを感じました(笑)

そうでしたか。まぁ中国でスピーカー関連の工場は特定の地域に集中していますから、そういうことも珍しくないかも知れません。まぁこの地域をちょっと車で走ると、海外の著名メーカーのユニットが流れている工場が沢山見れますからねぇ。PARCが依頼している工場でも、海外ブランドのユニットも流れていたりします。

>今後も、高騰に負けずがんばってください!

ありがとうございます。まぁ身の丈の範囲で精一杯頑張ります。

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